建築を設計していく過程の中では、カタチや考え方を検討する手段として、また計画内容を表現する手段として、図面と共に「模型」がよく用いられます。スケッチや図面とは異なり、目の前に実際の立体物となる模型を利用する機会は多く、またプレゼンでも活用します。
一口に模型と言っても、エスキスやスケッチと同様に、その目的によって使い分けられます。ここでは主にミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオンの模型制作を通じてその種類と方法を説明します。
模型は、材料から部材を道具で切り出しながら、接着剤などで組立てて作ります。
まずは模型制作を始める前に、まず道具、そして材料を揃えてましょう。また正確に部材を切り出すために、基本的な道具の使い方を習得してください。道具の使い方を間違えると、正確に部材を切り出せないばかりか、ケガの原因にもなります。
基本を押さえてしまえば、後はどれだけ丁寧に作るかです。
敷地模型対象となる敷地や周辺環境を表す模型。
関連用語:
敷地
スタディ模型設計のスタディ段階で作る模型。
関連用語:
スタディ
プレゼン模型他者にプレゼンテーションするための模型。完成模型とも呼ぶ。通常「模型」と言う場合はこのプレゼン模型を指す。