建築学習 memo


  1. 環境デザイン演習[建築]デジタル教科書
  2. マニュアル TOP
  3. 図面製図マニュアル
  4. 模型制作マニュアル
    1. 模型制作に使う道具
    2. 模型の材料
    3. 部材の切り方
    4. 敷地模型
    5. スタディ模型
    6. プレゼン模型
    7. 模型ケース
    8. 技法・解説
  5. 写真撮影マニュアル

部材の切り方


部材の切り方

1)カッターの刃を垂直に立てることを意識し、体の中心線とカッターの位置を合わせて切る。カッターナイフの刃が素材に対して垂直になっていないと、切り口が斜めになってしまう。立って切ると傾きを確認しやすいため失敗しにくくなるので、立ったまま作業する方が奇麗な断面になる。

2)鋼尺は「親指」と「人差し指」でしっかり押さえる。下の部材は「薬指」と「小指」は押さえ、鋼尺が絶対にずれないようにする。

3)鋼尺で直線に切る場合は、定規を切り離す部材側に当てる。手元がずれてカッターナイフの刃が定規から離れたときに、部材が傷つくことを防ぐことができる。

4)部材は2、3回かけて切り離す。一度で切断しようとすると力が入りすぎて、美しく切ることができない。まず筋道をつけるように表面を切り、その後2、3回かけて切り離す。

01
スチレンボード・スチレンペーパー・Gボード・塩ビ板・バルサ材などの切り方※ プラスチック製の定規はカッターナイフで削れてしまうので使用は避ける。

技法・解説:
カッターの扱い方


スコヤの使い方

厚い素材や硬い素材は立って作業をし、全身の体重で鋼尺を押さえる。
力まかせに一度で切断しようとせず、身体とカッターの自然な重みで回数をかけて切断する。

02
段ボール紙・段ボールパネル・ヒノキなどを切る場合カッターを持つ手に力が入るため、むしろ定規を押さえる方の手を意識すること。定規は絶対に動かさないようにする。
定規が動くとケガの原因となるので特に注意すること。


スコヤの使い方

スコヤは部材を直角に切るための道具。
簡単に素早く直角を出すことができるので、時間短縮に役立ち、模型制作には欠かせない。組み立てた模型が垂直になっているかを、土台と模型側面に当てて確認するためにも使用できる。

03

04
1)スコヤを当てる面が直線であることを確かめる。
2)スコヤの目盛りがない部分と部材を、隙間のないように合わせる。
3)しっかりと直角になるように意識しながらカットする。