プレゼンテーションの構成を考えることは、もういちど自身の作品を見直すよい機会となりますから、じっくり集中して取組んでください。ここで考えたコンテンツの構成案を叩き台として、新たなプレゼン用素材制作の必要性が生じることも充分に考えられます。できるだけ客観的かつ具体的に構想しましょう。
まずは、サイト(作品)の基本コンセプトやデザインコンセプトを、以下の点をふまえてまとめておきましょう。
・作品コンセプトを一言(または一文)でいうと何か?
・コンセプトを実現するためにどんな工夫をしているか?(複数を箇条書きに)
・上記をふまえてどんな説明(内容と手順)が必要かつ効果的と考えられるか?(具体的に)
うまくまとまらない場合でも、考えたこと、必要と考えられること、また考えるにあたって根拠としたことなどはすべて書き出しておくとよいでしょう。その際に、一枚の紙に一つのことを書くようにし、それらを並べたりグループにまとめ直したりするなどして、それぞれの関係や重要性を捉え直してみましょう。そうした作業のなかで、何をどんな順序で、どこをどのように強調すべきかが見えてくるでしょう。
コンセプトシートをふまえて、サイト全体の構造(コンテンツ構成)を計画し、フローチャートに表します。フローチャートとは、ページ同士の関係や順番を示すものです。簡単なスケッチでもしておくと、何を作成するのかが明確に見えてきます。
実際には多くのサイトはこの複合型でなりたっています。ここでは極端な例をあげましたが、あまり複雑な構造は混乱のもとになりますからさけたほうがよいでしょう。
WEB制作マニュアル:
参考フォーマット