1914年、ル・コルビュジェによって考案された構造モデル。
その構造はスラブと柱という最小限の架構から成り立つ。そのため壁は構造体としての役割から逃れ、どこにでも自由に配置することが可能となる。
当初は住宅の大量生産を目的として発案された。スラブと柱以外はクライアントの希望によって自由に決定できるシステムである。
このアイディアは後に「近代建築の5原則」の発想の源泉となる。
Domino House(ドミノシステム)Le Corbusier, 1915
出典:ル・コルビュジエ著/吉阪隆正訳『建築をめざして』, 1967, '鹿島出版会'
関連用語:
近代建築の5原則
ピロティ
キャンチ・レバー
カーテン・ウォール
架構
ラーメン構造
スラブ