ヒートカッターはスタイロフォームやスチレンペーパーをカットする道具。熱したニクロム線で素材を少しずつ溶かしながら切断する。
カッターとは異なり、10mm以上の分厚い部材でも垂直にカットでき、また一度セットすると同じ幅の部材を何度でも切り出せることから設計事務所の模型制作では非常に良く使われている。
ヒートカッター個人的に入手できるが、やや高価。スタディや周辺模型などの制作時間は早くなる。
スタイロフォーム本来は建物の断熱材として使用される素材。ヒートカッターでの加工が容易なためボリューム模型や周辺建物、コンタの土台などに使用される。
ただし、一般的なスタイロは水色をしていたり表面がギラギラと反射したりするので、プレゼン模型ではジェッソを塗布する。
技法・解説:
周辺建物の作り方
コンタの作り方
ジェッソの塗り方
ニクロム線からの寸法を測り、ガイドをセットする。150mmサイズの鋼尺が測りやすい。
ゆっくりスタイロを押して、カットする。
素材を溶かしながら切断するため、切断スピードよりも早く押しすぎるとニクロム線が切れてしまうので注意が必要。
部材の一辺をカットしたら、もう一辺の長さをセットし、同様にカットする。
ボリュームを大量に素早く作ることが出来る。周辺建物やコンタ模型の土台として活用されることが多い。
ボリュームを大量に素早く作ることが出来る。