「配置図」と同様に、模型でも道路・歩道・敷地・街路樹などを表現する必要がある。
その場合、計画にそれほど影響のない建物などはボリューム模型で表現します。ただし計画に影響の大きい建物の場合、例えば増築を計画する場合などはプレゼン模型と同じ程度に作り込む場合が多い。
周辺建物の表現周辺建物の模型は、設計内容に取り込まない窓などの要素は省略して作成することが多い。しかし上図のように、陸屋根のパラペットや切妻屋根などの屋根などは表現して、建物らしさを表現し、スケール感を出す。
土台からはみ出す部分はぶった切られたように表現する。
関連用語:
配置図
陸屋根
パラペット
切妻屋根
ヒートカッターが無く、スタイロで周辺ボリューム模型が作れない場合は、ボードを張り合わせて箱状に作る方法が一番効率的である。
陸屋根の建物は必要に応じてパラペットも表現すること(縮尺による)。
大きなボリュームになる場合は適度に補強すること。
技法・解説:
補強の仕方
ヒートカッター設計事務所の現場では、スタイロをヒートカッターでカットしてボリュームを作成する場合が多い。
仕上げに表面にジェッソを塗布するのが一般的。
技法・解説:
ヒートカッターの使い方
ジェッソの塗り方
1/500以上の大きい縮尺の小さい模型では、左図のように、周辺建物の外形線を3mm程度のボード1枚で省略して表現する場合もある。
建物の複雑な形からパラペットまで表現した周辺模型。Gボード(ゴールデンボード、純白の厚紙)で作成されている。
2mm程度のボード一枚を貼り付けただけの周辺建物の表現。ちなみに道路はコンタ模型の上に直接1mmのボードを貼り付けて表現している。
ジェッソ仕上。
技法・解説:
道路・歩道・敷地の表現方法
ジェッソの塗り方