等高線などの周辺状況を描くためには、まず「都市計画図」などの高さ情報などの詳細な情報が記載された地図を入手することから始まります。
スキャナがない場合は三角スケールで各所の寸法をあたりながら等高線などの周辺状況を描くことになりますが、もしスキャナがある場合、もしくは白地図の画像データを持っている場合は、その画像データをVectorWorksに取り込んで下敷きにして描くことができます。この方法が最も簡単で一般的に用いられている方法です。
関連用語:
コンタライン
都市計画図
白地図の画像データをVectorWorksに取り込む際は、その取り込むレイヤーの縮尺に注意しなければなりません。
VectorWorksに画像データを取り込む際は、そのレイヤの縮尺の設定に関わらず、実寸大の画像として取り込まれます。ですから、画像を取り込む前に、取り込む地図の縮尺にあわせてレイヤの縮尺を設定しておきます。例えば、取り込む地図の縮尺が「1/1250」の場合だと、レイヤーの縮尺を「1/1250」に設定しておきます。もし地図の縮尺が1/5000であればレイヤの縮尺も「1/5000」に設定します。その上で、必要な範囲の地図を図面として「曲線ツール」や「直線ツール」などでトレースし、地図画像を消去すれば等高線などの周辺図だけが残ります。一旦トレースしてVectorWorksの図形としてしまえば、そのレイヤーの縮尺の設定を簡単に変更できますので、等高線などの周辺状況を示した図形の縮尺も自由に変更できます。
なお、一つのレイヤーに配置図と平面図など、異なる縮尺の図面を掲載する場合は「VectorWorksの操作マニュアル」の「一つの書類にまとめる」を参照してください。
VectorWorksの操作マニュアル:
画像ファイルを扱う
一つの書類にまとめる
曲線ツール
直線ツール