建築空間における人や物の動き線として捉えたもの。
建物の利便性・防犯・管理などを考える時に、人や物の動きを線として捉えた方が都合が良い。
例えば、図書館で動きのあるものというと、来館者・スタッフ・本の3つがある。ある規模以上になると来館者とスタッフの入口が分けられているが、それは図書館内での両者の立場と振る舞いが異なり、動線がしっかりと分けられているからである。また、来館者が返却する本も、カウンターから一時保管場所、開架書庫(または閉架書庫)へと移動する。これらの動きを線として捉え、出来るだけ複雑にならないように、また異なる動線が交差しないように整理することが動線計画では求められる。
ちなみに、博物館ではスタッフ、学芸員、常設展来館者、企画展来館者、展示物などの動線が考えられていなければならない。
関連用語:
アクティビティ
プログラム
ゾーニング
2方向避難