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インタビュー

四万十学舎 /聞き手 松井利夫

 

ーー 今、芸術大学でやっている授業なんですけど、いろんな地域地域の自然と風土と生活をベースにした活動が出来ないかなと思ってまして、今までずっと海と山をやっているんですね。でも、その海と山が繋げられてないので、じゃあ川だというので、まぁちょうどいいなと思って、今、四万十川っていうのが浮き上がっているんですけど。
ここはNPO法人になっているのですか?

ここは社団法人ですね。いろんな企画をやってます。例えば植樹体験をしたりとか、葛を取って来てリース作りをしたりとかですね。

ーー そういうプログラムを両方で共有しながらお互いが出来てもいいなと、ふと思ったんですけど。

そうですね。もうちょっと具体的に詰めていければ、そういったことは可能だと思います。で、うちも結局、この四万十学舎っていうのは宿泊と、あと主に委託事業的なものをやっているんですけど、イベントのような。で、地域の子供たちを集めた四万十小学校っていうのがあるんですけど、それは年に10回くらいでやってるんですよ。そこで絵画教室をやったりとか、いろんなものを作ったりとかっていうことはやっているんです。ですからそういったようなところとは手を結べる部分がいっぱいあると思いますね。
全然また話は違うんですけど、今うちが抱えている問題というのがありまして、この村の人口が今だいたい3800人なんですよ。で、3800人で、小学校が12校あったんです。結局それだけ村が八方に伸びているという状況ですね。それが今7校まで減っていてゆくゆくは3校程度までになるのではないかということで。それで、廃校舎をどう活用するかっていう問題ですね。それを今、芸術家の方達の工房として利用したりとかという案も出て来たりしてまして。例えばそちらの卒業生の方の工房として利用していただくとか。ということを今少しづつ進めたり、声をかけたりしているんですよ。

ーー そういう形で地元と一緒に作っていくことが出来ればいいですね。

そういうこともこれからの1つの在り方ですね。

ーー それらは西土佐村で考えられていることなんですか?

いえ、村としてはまだ考えてないんですけどね。そういう使い道を提案するという、村の活性化と、今やっぱりグリーンツーリズム的に都市と山村との交流的なものも含めて、進めて行ければという話なんですけど。でもこれは本当にまだ具体的に煮詰まってないんですけれども。今お話されたようなことで、クリアしなくちゃいけない問題っていうのはいくつもあると思うんですけれど、まぁ実現出来なさそうなことではないと思いますね。

 

 


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