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theme : 歴史的庭園の保存修理lecturer : 仲 隆裕
京都造形芸術大学教授講義内容:
建築と庭園は、同じ空間を共有する存在であり、有機的関連のもとで互いにその特長を引き立てあうことが望まれる。しかしながら、文化財修理においては個別に事業が行われることが多く、修理の理念や技法に一体性を欠くケースも少なくない。
本講義では、平等院庭園や大庄屋上野家の修理事業など、演者がこれまで関わった事例を紹介しつつ、建築・庭園の調和を再構築する試みについて考えてみたい。
経歴:
千葉大学大学院園芸学研究科環境緑地学専攻修了 京都市文化財保護課文化財保護技師・山中造園・千葉大学助手・京都芸術短期大学助教授などを経て、現在京都造形芸術大学環境デザイン学科教授
農学博士(京都大学)
著書に『京都の庭園 遺跡にみる平安時代の庭園』・『植治の庭 小川治兵衛の世界』(分担)、設計・計画・施工指導に「シェーンブルン宮殿内石庭修復」・「養源院書院庭園復元整備」・「史跡名勝平等院庭園州浜整備」など。