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theme : 建築を運動するlecturer : 中谷 礼仁
大阪市立大学大学院助教授講義内容:
建築を運動の過程の一断面としてとらえること。建築は様々な人、情報をむかえいれる流路とともに その抵抗(かたち)でもある。建築を流路と抵抗とのレンジの中で考えると、従来
の建築観は修正されていく。使い古された建築の領域をいったん留保して、建築の外延を広げてみたい。と思い立った当方は、本職の建築史から一歩踏み出 し、アジアでのワークショップやら、素人出版運動やらいろんなことをやりはじめた。そんな中で考えたり、出会ったこと、そしてこれから行なうであろう計画を紹介してみたい。最終的には建築に帰るつ
もりなのではあるが。世界は有限だが、その使い方はまだまだ余地がある。
略歴:
1965年東京生まれ、
1987年早稲田大学理工学部建築学科卒業、
1989年同大学院修士課程修了、
1989~92年清水建設株式会社設計本部、
1992年~1995年早稲田大学大学院後期博士課程
1994-7年早稲田大学理工学部助手、
1996-1999年早稲田大学理工学総合研究センター客員講師、
1999年、大阪市立大学工学部建築学科建築デザイン 専任講師(建築史担当)
2005年、同助教授
●編集出版組織体 acetate logo(2003設立の素人出版運動)HP
http://www.acetate-ed.net/
●ブログ
http://www.acetate-ed.net/blog/nakatani.php
受賞:
2000年度建築学会奨励賞(論文)
主な著書:
『セヴェラルネス 事物連鎖と人間』(鹿島出版会、2005年)
『岩波講座 都市の再生を考えるI 都市とは何か』(間宮陽介編、岩波書店、2005年)
『近世建築論集』(アセテート、2004年)
『うごくモノ -時間・空間・コンテクスト-』(共著、東京文化財研究所編、平凡社制作、2004年)
『清水建設二百年』(共著、清水建設株式会社、2003年)
『幕末・明治期規矩術の展開過程の研究』(早稲田大学博士論文、私家版、1998年)
『国学・明治・建築家』(蘭亭社、1993年)
『日本建築様式史』(共著、美術出版社、1999年)
『数寄屋の森』(共著、丸善、1995年)
『磯崎新の革命遊戯』(共著、TOTO出版、1996年)
『建築マップ京都』(共著、TOTO出版、1998年)
『建築巨人 伊東忠太』(共著、読売新聞社、1993年)
など。
設計作品:
『63』(大阪・福島区、住宅特集2001年6月、住宅建築2001年11月)
『甲羅ホテル』設計(岡崎乾二郎構想、LLP吉川の鯰施工、横浜 BankART1929、3F内限定展示)など。
ワークショップ:
灰塚アースワーク・サマーキャンプ講師(1999-2003)
mAAN・上海ワークショップにユニットマスター参加(2004)
四谷アート・ステュディウムにてパタン・ランゲージを再活用した「詩人の家」ワークショップ(2005)
山口情報芸術センターにてダンスユニット「ちくは」とパタンランゲージによるダンスパフォーマンス(アドバイザー参加)(2006)