「背景放射光」とは、3Dモデル空間全体に満ちている光と考えられます。
VectorWorks内では、光源と面の関係から面の明るさ計算しますが、それでは光が当たらない面は真っ黒になってしまいます。しかし、現実の世界では反射・回折などにより光が直接当たらない面も真っ黒にはなりません。この現象を補うために「背景放射光」を設定します。
「背景放射光...」コマンドを選択すると上図のようなボックスが表示されますので、「On」にして明るさを調整しましょう。
背景放射光の設定により、同じ3Dモデルでも下図のように差異が表れます。明るさを50%にした場合(下右図)、全体的に面の色が明るくなっています。
何を表現するのかを考え、目的に適うように各面の明るさを調整しましょう。
上図はOpenGLでレンダリングしています。
技法・解説:
太陽光の設定
レンダリング