皆様
コロナ禍の状況の中、3月27日にzoomで行われた歴史遺産コースの卒研発表会に参加致しまして、とても良い刺激を頂きました。
私共もzoomでオンライン学習会を行なうのがすっかり恒例となっており、フィールドワークに行けないのが本当に寂しいです。
昨日3月28日にzoomで学習会を開催し、学習会終了後は東寺で行われていた花見のYoutubeライブ中継を共有して、皆で花見酒を愛でました。
今回が初参加で、九州にお住まいの方にもご参加頂きました。
距離の制約が無いというのは、とても大きなメリットですから、寂しがってばかりいないで、オンラインも上手く両立できればと考えております。
現在は伏見宮貞成親王の『看聞日記』から少し離れ、同時代の満済准后(三宝院満済)の『満済准后日記』を読み解いています。
ちょうど、応永35年/正長元年(1428)の辺りに取り掛かっているのですが、この年は幕府・朝廷共に重大な出来事が起こります。
1月に先の4代将軍足利義持が急死し(5代将軍義量は3年前に早世)、急遽3代将軍義満の出家していた子らから、籤引きでもって天台座主となっていた義円を6代将軍義教(将軍就任は翌年)とします。
7月には第101代称光天皇が跡継ぎの無いまま崩御され、その跡を我らが貞成親王の子が継いで第102代後花園天皇として即位、伏見宮家の悲願を果たす件を読んでおりますところです。
こうして視点を変えてみることで、幕府と朝廷の双方に絶大な力を持っていた満済が皇統の継承に果たす役割が読み取れるのと、幕府が朝廷をいかに支えているものかが知れて、とても面白いのではないかと考えます。
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酒井