airUキャンパス

airUマイページ

歴史遺産の部屋

【動画】床の間の字読めますか? 最後の掛け軸 解答です。

2020.12.28

2020年も押し詰まってきました。

みなさん 動画の「床の間の字読めますか?」はもう視聴されましたか?
その村瀬玄妙老師の筆になる最後の掛け軸の読みの解答です。
同掛け軸の画像は、下の欄に添付しておりますので、合わせて確認ください。


村瀬玄妙師の墨跡 解答

 井 
憺雪填古井(ゆきをにのうてこせいをうずむ)


解説

村瀬玄妙老師の墨跡では、最初に大きく「井」と書かれますが、これは象形文字のように、井戸を象徴的に表すものと思われます。
そして、そのあとに続く言葉の原典は、白隠禅師の『毒語心経』のなかに求められます。
「徳雲の、幾たびかを下る。他のをって、雪をうて共に井をむ」とあります。
「徳雲」とは、『華厳経』の中でが教えを求めて参じた善知識の一人で、妙峰山に住したといわれる徳雲の事で、閑古錘とは使い古したの事で先がすり減って角がなく丸くなったものの事であり、無用のもので忘れ置かれているものという意味ですが、それは悟りを得て、むしろそうした境地にあるということを示します。
つまり徳雲比丘は、修行を重ね、閑古錘と呼ぶにふさわしい悟りの境地に達した高僧なのです。
この徳雲比丘が妙峰山から下りて(悟りの高い境地にとどまるのでなく)、世俗の娑婆世界に帰ってきて、仲間の痴聖人と一緒に、雪をになって井戸を填めているというのです。痴聖人とは、「愚」に徹した聖人を言います。
しかし、雪をいくらほうりこんでも井戸をうずめることはできませんから、とんでもない愚行と言われても仕方ありません。しかし、無駄のようでも黙々と雪を運んで井戸をうめる努力、「無」の行為に徹すること、そこに大切な境地を見出すことが表されているのだと言えるのでしょう。
参考URL
http://rinnou.net/cont_04/zengo/110101.html
臨在禅 黄檗禅 公式ネット 臨黄ネット 法話と禅語 

みなさん いかがですが。禅語は難解ですが、なかなか味わいもある言葉です。
コロナの感染拡大でまた、緊張の高まっている年末正月になっています。
なかなか思い通りにいかない、そんなことの多い日々ですね。
今、学習を重ねていることは、この世の中にどう役に立つのか、もちろんこれも大切な観点ですが、
けれどそれは、ただ効率よく学習するということだけで得られるものではないのかもしれません。無駄に見えてもコツコツ積み重ねる、物事に無心に向かう心が大切と説く言葉なのでしょうか。
私にもその真の心はわかりません。
これからも考えてまいります。 
みなさま どうぞ良いお年を、お迎え下さい。                            
                            栗本徳子


ログインするとコメントが表示されます

コメント
画像添付
ファイルを選択

ログインするとコメントを投稿できます

歴史遺産の部屋

メンバー 152名

通信教育部芸術学科、歴史遺産コースに在籍する方への連絡用コミュ二ティーになります。
ぜひ、こまめにご覧いただければと思います!

一覧