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歴史遺産の部屋

研究テーマとの出会い

2020.08.20

みなさん、こんにちは。業務担当非常勤講師の岩田です。猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

歴史遺産コースに入学された方々の中には「このテーマについて取り組みたい」という明確な目的をもって入った方もおられると思いますが、論文研究や卒業研究、卒業成果物(卒業論文)に取り組むのはまだまだ先だと思いつつ、何をテーマにして取り組んだらよいのかしらと悩んでいる方々もおられるのではないでしょうか。

せっかく卒業論文に取り組むのだから、自分の好きなことをやりたい、でもそれが何かわからない…。研究テーマは自分で決めるものですが、自分の中の引き出しがからっぽだと取り出すものがありません。そのために、日々の生活の中で、様々な体験や読書を通じて、少しずつ自分の中の引き出しを満たしていきましょう。

いきなり難しい専門書を読む必要はありません。各出版社から出ている通史のシリーズを読むことで、自分がどの時代に関心があるのか気づくかもしれません。図書館や書店で目についた新書や、テキスト科目の参考文献をきっかけに、素朴な疑問が生まれて、もっと知りたい、明らかにしたいと世界が広がるかもしれません。また、お住まいの地域の歴史や文化財に関心のある方は地元の図書館の郷土史コーナーを眺めると何か出会いがあるかもしれません。

私の場合は、現代からできるだけ遠い時代で、できるだけ身近なことをテーマにしたいと漠然と思っていました。そこで、1つの新書と出会いました。服藤早苗『平安朝の母と子―貴族と庶民の家族生活史―』中公新書、1991年。平安時代のような遠い古い時代で、家族をテーマにした研究ができるんだ、と驚いたのを覚えています。

ただ、新書1冊を読むのも大変な時があると思います。そのような時は山川出版の日本史リブレットのシリーズもおすすめです。人物編もあわせて160以上の巻があり、どれを読もうか迷うぐらい様々なテーマの本が出ています。各テーマの専門家がわかりやすく解説してくれている上に、100頁前後で字も大きく、読みやすいです。また、吉川弘文館の歴史文化ライブラリーのシリーズは200頁前後で、大変多くのテーマの本が出ています。

注意しないといけないのは、これがやりたい!と方向が見えても、材料となる史料が少なすぎるなどの理由で研究テーマになりえないものもあります。その場合は、論文研究などの担当の先生のアドバイスに基づいて、方向を修正していくことになります。

興味のある、わくわくするような研究テーマに出会えるとよいですね。

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