テキスト科目応援し隊!「空間ドリル」
皆さんこんにちは。テキスト科目頑張っていますか?
今回の「テキスト科目応援し隊!」で取り上げるのは、2年次配当の「空間演出デザイン基礎1(空間ドリル)」です。
ご承知のように、空間演出デザインコースの皆さんが3年次配当のスクーリングを履修するためには、スクーリング申込時期までに、この「空間演出デザイン基礎1」と「空間演出デザイン演習Ⅱ- 1」の2科目を合格済みである必要があります(『コースガイド』p.15 参照)。
ですので、まずはこれらの合格を第1目標にしてテキスト科目に取り組まれている方も多いと思います。
しかしながら、年度末のこの時期になると、慌ただしくてそこまで取り組めなかったというお話も聞きます。
そこで、皆さんに次年度の早い時期に提出してもらえるように、「空間演出デザイン基礎 1(空間ドリル)」に取り組む心構えをお伝えしようと思います。
空間演出デザイン基礎1「空間ドリル」
この科目は、スクーリング科目「空間演出デザインⅠ-2(ドラフティング)」でもお馴染みの「空デハウス」を題材にしたドリルになっています。
前半は建築やインテリアの設計提案に欠かせない各種図面が掲載されていて、グレーの線をなぞりながら理解を深めます。
ここで大切なのは、スクーリングでも習ったように、建物を切った部分である<切断線>とその奥に見えている<見え掛かり線>の違いを線の太さの違いで表すこと、すなわち、手前の情報と奥の情報の区別をつけることです。
ただ紙面に描かれているグレーの線を無意識になぞっているだけではだめなのです。
なぞっている線は何を表しているのか、その意味を理解し、空間の構成をしっかりとイメージしながらなぞりましょう。
そうすると、なぞっているだけの線の集合が急に図面として立ち上がってくるのではないかと思います。
そして、後半はインテリア表現で使えるスケッチパースについて学びます。
「パースはどうも苦手で」という方が多いのですが、ここでは、パースがどのような手順で描かれているか、その原理を知って、あとはイメージを膨らまし、スケッチパースとして描けるようになってもらえればと考えています。
おそらくパースが苦手という方は、きっちり手順どおりに平面図、立・断面図を用いて描かないといけないと思われているかもしれませんが、ここではそうした図面を用いなくとも鼻歌交じりで絵心を持って描けるようになってもらいたいのです。
あまり気負うことなく取り組んでいただければと思います。
以上のような心構えで、頑張ってください。