しめす 【示す】

看板やサインと景観の関係について考えてみよう

サインは表札、看板や都市サインにかかわらず、示すべき内容をシンボリックに表現するもの。

歴史的に商店などのサインは、取り扱い商品そのものをモチーフにしたタイプなどが多い。

近年広告物の視覚的ノイズ現象が問題になることもある。つまり街に氾濫する騒音と同じで、全体が響きあっても個々はなにも見えてこないという状況に陥っているのだ。看板として必要なときに顕示させつつも、それが決して街全体の調和を乱してはならない。むしろ景観形成の一員としての自覚節度を持ち、また建築物とはなるべく一体化させることなども考慮すべきである。

上:歴史的な商店のサインの例


まちのサイン
中京の「街の自転車屋さん」 実物の自転車が下屋の上に看板がわりに掲出されている
チューリヒのナイフ屋
ドアハンドルとサインを兼用
歴史的町並みにふさわしいたたずまいと、港の記憶を喚起するサインのデザイン
(兵庫県赤穂市坂越)
パルクドラヴィレット(パリ)の現代的で機能的な都市サイン