建築とはある意味で、絶えることなくかかり続ける重力とのたたかいであり、「落ちてこようとするもの」「倒れてこようとするもの」をなんとか支えていくという努力の結実でもあるのだ。
そんな建築の原点に立ってみれば、やはり視覚的にも非常にシンボリックなのも「ささえる」という役割に根差しているからなのだろう。
蓮華王院 列柱回廊
柱は並ぶと方向性があらわれ
象徴的なリズムが生まれる。

ささえるかたち
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大きな荷重を受ける部分は、自ずとそれに相応しい表情を身につける。
[東福寺]
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ギリシャ文明の祖先クレタの首都クノッソス宮殿の不思議な逆エンタシス柱
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もっともシンプルで根源的でかつ合理的なテントの類型のひとつ
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