階段は模型表現の中でも、スケール感を出すために非常に重要な要素である。
なかなか細かい部材が多く、作るのが難しいが、できる限り丁寧に作ること。ささらで支える階段や桁で支える階段など、実際に階段のデザインを決めて、どのような表現にするかを考え、丁寧に作る。
階段と手摺写真は1/50のスケールでの階段表現。
手摺の表現もスケール感を出すために非常に重要なので、合わせて表現する。手摺の高さは多くの場合で1,100mmであるので、見るだけでスケール感が伝わって来る。
スチレンボードやスチレンペーパー、Gボード、プラ板などを重ねて作る。
模型のスケールの蹴上と部材の厚さが著しく異なる場合は、模型にスケール感がなくなる。そのため一段一段作らない方がスケール感を損なわない場合があるので検討が必要。
スチレンペーパーやスチレンボード、リップルボード(凸凹した紙のボード。画材屋で入手可能。)などを斜めに取り付ける。
縮尺が1/500以上で、階段を表現する必要があまりない場合は、このような作り方が良い。または模型の奥の方など、それほど重要でない場所の階段など。
階段と手摺の例
プラ板、プラ棒、アクリル板、Gボードの組合せによる階段と手摺。
より詳細な表現とスケール感を示すことが出来る。