ジェッソの塗り方


ジェッソ

01 本来は絵画を描く際のキャンバスの下地塗りなどに使用されるものだが、建築の模型制作の現場でもよく使われる。塗布面はマットな白で、スチレンペーパー(紙なし)やスタイロなどのギラギラした反射を防ぐ効果がある。また、ポスターカラーなどを混ぜて塗布しても有用なので、水面や緑地などの大きな色面を作る場合にも適している。「ジェッソ8 :水2」の割合で混ぜて使うと塗りやすい。乾かしながらハケで2、3回重ね塗りする。


塗布面の比較

左はジェッソを塗布した模型。右は塗布する前。右は照明を当てる角度によってはスチレンペーパーの反射がギラギラし、照明が難しく、写真も撮りにくい。何より、反射によって表現の差ができ(右図でいうと歩道などが過度に明るい)プレゼンとして不適切になる場合が多い。

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スチレンペーパーで作成した模型の例もう一つの利点として、多少の隙間であればジェッソを塗布することで隠れてくれるという利点もある。

※スチレンボード(紙あり)に塗布すると、紙が水分を吸ってふやけるので注意が必要。