airUキャンパス

airUマイページ

渡邊 亮子

砂丘の風

デジタル インクジェットプリント 写るはずのない風を写しに砂丘に出かけた。そこには人間が知りえないほどの厳しい自然環境があった。寒風や豪雨にも流されまいと根を張る植物。飛ばされた砂が右に左にぶつかりながら線を描く。その時どんな音を立てるのだろうか。その音は波の音に打ち消さ...

飛岡 諒

New Style

デジタル インクジェットプリント 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ソーシャルディスタンスの実践が社会的に推奨されている。しかし、家庭などの日常、特に家族との間において、一定の距離を保って生活することは現実的には難しい。そこで、本作品ではソーシャルディスタンスを身近な環...

島田 和幸

大地が生まれる海岸

デジタル インクジェットプリント 房総半島の南端部は1703年の元禄地震や1923年の関東地震など歴史に残る巨大地震に伴い海中より出現した地震隆起段丘で出来ている。太古より地震は地域に甚大な被害と同時に大地を提供してきた。海岸には絶え間ない地殻変動により深海から押し上げられた太古...

大瀧 茉衣子

目に見えているもの

デジタル インクジェットプリント 毎日、様々なものが目に映る。我々は、見えているものから何を感じているのか。本作品は、写真の中の鏡が反射して、様々なものが見える仕組みである。見る角度によって、映るものが違ってくるだろう。作者自身が最近の生活の中で、一番気になっている「ゴミ...

木原 美芽

それでも私たちは、食べている。

デジタル インクジェットプリント 肺がんによる自宅療養を経て亡くなった母の食事風景に端を発し、食卓や調理、食材生産の現場等、食にまつわる事象を撮り続けた。これはフードライターとして働く自分が、「事前」の日常を取り戻すための道のりだ。前向きでも、後ろ向きでも。それでも食べる...

河合 和成

今日も地球は生きている

デジタル インクジェットプリント 夜明け前の真っ暗闇を赤外線カメラで見ていると、一瞬青みがかった山の陵線が次の瞬間、空には真っ赤な血飛沫が湧き出ている。しかも、ものすごい早いスピードで広がっていく。あっ!今日も地球は生きている。また、今日もがんばろう。

森 薰治

フクギ

デジタル インクジェットプリント フクギはフィリピン原産で台湾、沖縄諸島、奄美諸島で植栽されてきたが、最近は沖縄本島の都市部では見かけなくなってきている。沖縄本島北部、今帰仁村今泊集落では今でも防風林、防潮林、防火林として家の敷地の周囲にフクギを植栽している。このような昔...

出﨑 弘毅

ウシロガワ

デジタル インクジェットプリント ある時何となく銅像の背後から写真を撮りました。そのイメージを改めて見てみると、思っていた景色とは違いました。背後や後ろ側、裏面などを意識して見ることで、見えてくる景色があります。

松島 謙司

光のメッセージ

デジタル インクジェットプリント 日々の暮らしの空間にあって、光には不思議な魅力があふれている。射し込んだ光の部分を見つめていると、まるでそこに「魂」が宿り、何かを語りかけているように感じられる。光はそれを視る者に多様な「メッセージ」を発信しているようだ。眼の前に現れた光...

赤塚 誠

孤高の人

デジタル インクジェットプリント 人類史上、世界の中で「孤高の人」は少なからず誕生した。仏陀、イエス・キリスト、聖徳太子、源義経、一休禅師、織田信長、坂本龍馬、西郷隆盛、カエサル、クレオパトラ、ゴッホ、チャップリン、吉田拓郎などに扮して、私は通行人に笑われようともセルフポ...

吉田 幸浩

a particular thirty-six-views

デジタル インクジェット・木版画 西洋に浪をおこした北斎画をモチーフとして当時の視点を求めて各地に赴きました。葛飾北斎は「冨獄三十六景」を想像で描いたと言われています。タイトルが示す通り、富士山は描かれていますが、鑑賞者の視線は奇抜な構図の面白さに向けられるでしょう。一般...

工藤 寛之

後方残置

デジタル インクジェットプリント 東日本大震災から10年。各地の復興事業が完了する一方、あの日から心に痛みを抱えたまま生きる人たちがいる。私自身、震災で精神を病み自室の暗闇に身を置きながら、大きく姿を変える被災地に暮らしている。巨大な復興工事で姿を変える被災地と、暗闇に沈む...

横山 裕美

Untitled

デジタル インクジェットプリント コロナの影響でずっと家にいるため「家の中で撮れるものは何か」「物の区別をあいまいに出来ないか、境界線を無くすことは出来ないか」「本来の物とは違う物に見えるように出来ないか」と挑戦した作品。日用品や食品などそれら本来の物とは違う物に見えるよ...

赤尾 富美子

それでも世界は美しい、か?

デジタル インクジェットプリント・染料昇華プリント 私は10歳で胃カメラでの検査を受け、その後拒食症躁鬱と診断され、20年精神病院や内科で入退院を繰り返してきた。父はアルコール依存症、母は過干渉、姉からは酷い虐め。このような家庭が家庭として機能していない家族を、「機能不全家族...

西口 直克

Atypical Vegetables

デジタル インクジェットプリント 普段眼にしている野菜も、様々な角度から見ると異質のものに見えてくることがある。それは、人物または何かの顔であったり、未知の生物であったり、何か別の感覚を抱かせるものであったり…。これらの野菜たちが見せる様々な側面をできるだけ精密に捉えたい...

小峰 秀樹

Impossible Boundary

デジタル インクジェットプリント 本作は階層秩序的二項対立のシステムであるプラトン主義形而上学を脱構築させ、我々の創り出した世界のロゴス中心主義の象徴として都市を捉え直し、都市そのものを相対立する二つの項として視覚化させ、可変的、流動的であり決して交わることのない差延の像...

水谷 裕之

神座の群滝(かんざのむらたき) ー地図にない滝ー

デジタル、インクジェットプリント 県境の山域で雑木林をかき分け険しい崖を降り、渓流を遡上し困難な岩場を乗り越えると突然、源流近くの岩場から未知の滝が現れた。驚きや感動と共に、達成感があった。どんな名瀑よりも発見した滝は素晴らしく見え周辺の自然も含め、この感動を伝えるために...

下村 仁志

utensils

デジタル インクジェットプリント 日常生活の中で、よく目にするありふれた"モノ"への見方や視点を変え、普段目にすることがない側面にある「美しさ」を光と影の中で探してみたくこの作品を作成した。選んだモチーフは「調理小物」(utensils)であった。「調理小物」(utensils)の側面にある...

飯田 夏生実

in the picture

デジタル インクジェットプリント ある日突然、味覚も心も無感覚になった。子育てを終えた母親が陥る「空の巣症候群」だ。それから一年を経て、第二の人生に赴こうと決意し、これまで顧みる余裕もなかった私自身と向き合うためセルフポートレートを撮リ始めた。それはやがて、親と子の関係、...

堀田 陽一

Contemporary Landscape

デジタル インクジェットプリント 現代の都市に凝縮する社会と人々との関係性は、かつて都市が人を「包摂」した段階から、都市の巨大化・制度化のなかで人が存在感を失った「没交渉」の段階を経て、抑圧的・対立的なものになっている。社会の統制が緩む夜の都市をオムニバス風に構成すること...

岡西 幸緒

いのちの森

デジタル インクジェットプリント 平安時代に空海が開創した高野山は千二百年以上もの間、聖地として守られ、植物の営みが繰り返され、人が祈りを繰り返した遺構が残る。手つかずの自然、人々の祈りの痕跡にいのちを感じる。その聖地に魅せられて、撮影を続け、今を活きるいのちと過去に生き...

新井 博之

東京ウソラマチ

デジタル インクジェットプリント 東京の魅力の要因のひとつは、東京がトレンディーで洒落た部分と、ミステリアスで猥雑な部分を併せ持つところにあると思う。ストリートスナップで、その二つの部分を写し取り、東京の魅力を表現してみる。

大沼 二郎

EVACUATION HILL

デジタル インクジェットプリント 東日本大震災から10年。沿岸部一帯に点々と出現したのがEVACUATION HILL、避難丘である。それは津波襲来の際の一時避難のための施設で、本来の機能を発揮しないことを期待されつつ今日もたたずんでいる。その、風景に与える少しの違和感こそ、復興したかに...

吉村 朋果

重なりとゆらぎ

デジタル インクジェットプリント 昨日の森と今日の森。おなじようで違っていて、違うようでおなじである。昨日の私と今日の私も、均衡しながらゆらぎの中にある。木々の葉の重なり、隙間から差し込む光、ゆらぎから生じるざわめき。森の風景を通して、外側から自分の内面をのぞき込んでいる...

小谷 幸夫

Breathing Town ー呼吸する街ー

デジタル インクジェットプリント 多様な街中に見え隠れする吸排工作物をモチーフとして撮影。それらは機能と固有の美を宿し呼吸している。切り取った画像の主題を明確にする為に、構図をデフォルメし再構築。同時に自己の痕跡を残す手法を駆使。その行為で時間と空間の間に潜む余白・余情・...

嶋岡 恭司 【学長賞】

檸檬のきもち

デジタル インクジェットプリント 大手術から回復したパートナーが、私を撮って欲しいと言い出した。自分のいろいろな姿を、写真の中で演じたいと。彼女曰く自分はレモンだと言う。黄色く可愛いい形をしているが、いつも添え物扱いされ、主役にはなれないからである。彼女の夢を叶えようと、...

興村 良輔

瞬景

デジタル インクジェットプリント 清らかな川の流れの中で水が光との共演による、眼に写らない一瞬の造形を見せる事があります。その一瞬を切り取った景色を感じたままにここに紹介します。それはとても不思議な世界の出来事であったと、そう思えたのです。流水の清らかであらんことを永久に...

野村 美和

文明標本

デジタル デジタル銀塩プリント 都市の姿を鉱物の模様の中に閉じ込め、プレパラートにして光を透過させる。実体をもつこの世界では、どんなに新しいものも、やがては朽ちて過去になる。いつの時代にも存在する光によって、新しいものが古くなっても、価値が時代によって変化しても、喜びや希...

加藤 文子

ぼくのまち

デジタル インクジェットプリント 私が散歩をする私のまちは「ザ・下町」。慣れ親しんだまちであるのにたくさんの「なんかヘン」に遭遇する。この「なんかヘン」とは一体なんなのだろうか。この違和感をおかしみにかえ、誰かと「クスッ」と笑いたい。そんな小さな「クスッ」をシアワセに思い...

齋藤 武比古

沈黙の瞬間(とき)

デジタル インクジェットプリント 横浜といえば「港」「中華街」といった観光名所の光景が眼に浮かぶが、そこに住む自分にとっては日常生活の場でもある。そのような情景を光の陰翳による奥行き感やモノの質感に注目し、自分にとっての横浜を表現しようとしている。特に、コロナウィルス感染...

藤川 正規

ごった煮の街 大阪

デジタル ゼラチンシルバープリント(バライタ) 大阪の街は、歴史的に三層から成り、第一層は縄文時代からの渡来人の移住であり、第二層は秀吉による河内湖の埋め立て・街作りであり、第三層は経済的合理性、機能性を追求した高速道路・都市整備が行われた時代である。その結果、無機質な都...

村松 朗

陰森凄幽 ーインシンセイユウー

デジタル インクジェットプリント 樹木と樹木、その絡み合った姿は唯一無二である。時が止まったかのような深い静けさの中、長い時間をかけて絡み合い、生存している。そこからは力強い生命力のみならず、それぞれ特有の個性というものが伝わってくる。それは人間同様、ひとつの型には決して...

黒坂 望

An Unusual Boundary

デジタル インクジェットプリント かつてWinograndは、「Arrivals & Departures」で空港という日常と非日常の境界領域の人々を捉えた。空港は現在においても境界領域である。しかしながら2020年におけるCOVID-19の流行は境界領域としての空港を変化させた。そこでは日常と非日常が今までにな...

上村 武男

夢に殉ず ーTokyo City Serenadeー

デジタル ブック<オンデマンド印刷> オリンピック開催が迫ってくるにしたがい東京の街の様子が変わってきた。新しい建物が次々にでき、また随所で大規模な再開発が進む。2020年の東京を撮ってみようと思った。ここに暮らす人はいつどこで、幸せを感じているのか。東京に来ることを目指して...