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畔柳 若奈

蛹 あるいは 祈り

108.0×162.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 だれかの言葉に深く傷ついた日も、身体を半分もがれるような絶望の夜も、すべては今日へと続いていました。社会に出てから学ぶ機会を得たことで、ようやく生かされていたことに気づきました。あなたの世界が、わたしの世界が、いつも光で満ちてい...

長谷川 幸子

はぐくむ ー工場地帯の中の穏やかな干潟。生き物を育み守っている―

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 この川の干潟は干潮になると流れは静かに分かれ水たまりとなり、様々な形を呈する。工場地帯の中でありながら干潟は穏やかで、鳥・カニ・ゴカイなど多数の生物が存在する。生き物の大切な場所である。ごみ焼却場が建ち、埋め立てられる危機が襲っ...

福居 和子 【学科賞】

祈樹

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 樹齢800年位の大銀杏で田と山の境目にこの樹だけがある。親の大木を取り囲むように子や孫の枝がすくすくと伸びている。黄色に染まる姿は見事で美しいが、雪の季節を前にした厳しく冷たい風が、降るように葉を散らす姿は、その冷たさのせいもあるが...

植高 鈴香

ふたり

145.4×116.7cm 紙本/岩絵具・水干絵具 妹と二人で、童謡、唱歌をボランティアで歌っていたが人の勧めでプロになり、ステージに立つことも増えた。今回CDを作ることになりジャケット撮影で美術館へ行った。ステージ衣装で美術館の室内や周囲で写った。卒業制作は肖像画を描いて欲しいとい...

村井 尚子

静-穏

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・色鉛筆 初夏の夕方、庭に映る影、それは、穏やかに過ぎた一日への感謝の気持ち、静かな心をもたらしてくれた。

中窪 玲子

野アザミ ー強く・はかなく・美しくー

145.0×100.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具 早春、吉野川の堤防に群生する野アザミ。鎧のような蕾から赤紫の顔を出し、次々と妖艶な花に変身していく。最後は燃えつき、ホロホロと散ってしまう。まるで女性の一生のよう。葉っぱには、恐ろしいほど鋭いトゲがビッシリ!何を恐れ、何から身を守ろ...

植田 昌樹

牛代(うしんしろ)の水目(みずめ)桜 ー樹齢300年の川根桜ー

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 300年の歳月を経て、堂々とそびえ立つ一本桜。静岡の川根山中に、今も季節を重ねて樹勢を続けている。大地にしっかりと根を下ろし、天空に向かって伸びる幹は自由で頼もしさがある。満開時の桜花には、花びらの白桃色が鮮やかに埋め尽くされていて...

関岡 寿子

マーチング、スタート! ー2019年 秋ー

116.7×160.6cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・胡粉 小さな小学校の運動会でのマーチングの場面です。緊張感とある種の晴れがましさを漂わせながら入場し、これからフォーメーションの始まりです。1年生から6年生まで全員で行います。苦手だとか、やりたくないなどとは言えない状況の中で精い...

延川 五十昭

夏の庭にて

160.6×130.3cm 紙本/岩絵具 昨年の夏に自宅の庭の胡瓜がとても元気に育ちました。今世界がコロナ感染で大変な時代になりましたが胡瓜のように青々とした力強い生命力で生き抜いていきたいと願っています。

森田 靖子

時の流れに…

112.0×154.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 ふくよかに咲く椿です。最後の一輪まで咲き誇る、その生ききる姿がとても魅力です。この地は、古代平等院の敷地内と聞き、遠く長い『時』の流れの中、多くの人々が末法の世を思い生きたのでしょう。 『時』は、いつも人々にさまざまな思いをなげ...

江﨑 公光子

雨夜 ーUENOー

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・銀箔 雨の夜の上野です。夜も更け昼間とは別の顔をのぞかせるような時刻にふとネクタイを緩めたような色気を街に感じ描いてみたいと思いました。

山田 元子

百合

112.1×145.5cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・青金箔・青金泥 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の言葉もあるように美しさを形容する言葉として知られているが、もとは生薬の用い方を表したものだという。いずれの花も美しいだけでなく品と力強さも感じられる。朝の光に包まれて...

土田 厚子

来し方を想う

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具 日頃、眼にする庭の石を題材に選びました。大きな石は一部が大きく崩れ時の流れを感じさせます。白い石と黒い石は対の様に置かれ来客を迎えています。朝日夕日、日盛り、雨の日、曇り日、春夏秋冬と石はそれぞれに表情が有り、描きたいと心に秘めていました。黙...

青木 康恵

いきぬく ーいもうとたちへー

162.1×130.3cm 岩絵具・水干絵具・墨・銀箔・漆喰・胡粉ジェッソ 自覚ある無しに関わらず女性が社会を生き抜くのは本当に過酷で大変なことです。しかし周囲に真の理解者の存在があれば、吹き荒ぶ寒風の中でもひとり立ち向かうことができるのではないかと思います。狼は人間よりも仲間の絆が...

近藤 和美

庭 ーその小宇宙の中でー

145.5×145.5cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 いつも見ている我が家の庭。ふと二階から見下ろすと、そこには円を描くように置かれた石と木々が造り出す小さな宇宙があった。蹲には雀が水を飲みにやってくる。聞こえるのは雀の囀りと爽やかな風の音。優しく穏やかな心癒される一瞬を描いてみた...

岡 一幸

静寂

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 正午前の近くの小さな公園、その中にある睡蓮の小さい池。コロナ下、公園はキチンと整備されている。池の周りの雑草も刈られている。でも人はいない。たった一人の不思議な空間。聞こえるのは遠くの鳥のさえずりだけ。そして花は綺麗に咲き誇り、...

石川 裕子

ラブレター

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具・墨・純金箔 混沌とした不安に押しつぶされそうになった1年でした。季節うつろう今、あらためて時間の積み重ねで育てられた深い愛情に守られていることに気づき、岩絵の具を幾重にも重ね凛とした薔薇に愛情と尊敬を込め、大切な人達を慈しむ気持ちをのせて描きま...

青木 和美

粛々 ー脆さと強さの葛藤の中でー

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 いつもは行き交う人々や車で活気に溢れる街並み。そんな日常のざわめきがコロナ流行で消えた。この家々の中にどれだけ多くの人が不安を抱えて耐えているのだろう。変わってしまった日常に押し潰されそうになりながら明日を見つめて踏ん張っている...

岡﨑 節子

夏の訪れ

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・銀箔 梅雨の晴れ間の蓮池。大きな葉の間にはこれから伸びようとする巻き葉が見え、美しく開いた大輪の花の横にはふっくらとした蕾が背を伸ばしています。様々な姿態に蓮のエネルギーを感じました。

中村 久美

幻の鉄道橋 ータウシュベツ橋梁は年4ヶ月だけ湖上に現れるー

97.0×162.1cm 高知麻紙/岩絵具・水干絵具・墨 タウシュベツ橋梁は北海道の上士幌にある。水力発電のため糠平湖が造られたので線路は移動され、以来65年、朽ちるにまかされている。冬は湖底に沈み、夏だけ姿を現すこの橋に魅了された人の中には、案内のための施設を作った人たちも、写真を撮...

長田 不岐郎

難転福雀図

260.6×81.05cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 母は90歳。長崎のキリシタンの島で生まれた。手を合わせ、都会に住む子や孫たちの名を呼び「今日も有難うございます」と祈る。願いではなく感謝の祈り。ナンテンは、家人の難儀の身代わりとなり福に転ずるという。母の祈りは、自分が老いていくこ...

東垣外 竜

タムラ諏訪社

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 子供たちの遊び場や春夏の祭りの中心として。また、年寄り衆の憩いの場所としても親しまれている神社。そのような場所を長年に渡って提供し続けている神社に感謝の念をもって描きました。特に、精悍でありながらもどことなくユーモラスな狛犬を表...

赤坂 真央

春日権現験記絵巻 模写

45.0×88.0cm 薄美濃紙(楮紙)/岩絵具・水干絵具・棒絵具・墨/和額装 宮内庁 三の丸尚蔵館/鎌倉時代/高階隆兼 春日権現験記絵巻は、藤原氏の氏神である春日神社の創設と霊験の数々を二十巻の錦絵に描いた大作。その内の第五巻に描かれている藤原俊盛邸の庭園を模写しました。鎌倉時代...

三宅 由記

希求

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・金泥 この白木蓮は2019年の春の御所の木蓮です。その前の年の台風でとなりの木が倒れ木蓮の枝も折れ曲がり地面すれすれで咲いてました。昨年から社会情勢の変化などで疲弊している人も多いと思います。この木蓮を観た人が少しでも癒され、前向き...

志柿 弘子

静夏

162.1×112.1cm 高知麻紙/岩絵具・水干絵具・墨・マチエール用砂 時に私達は地震や豪雨による未曾有の被害、新型コロナウィルスなど、自然の猛威により穏やかな日常の大切さに改めて気付かされる。家族や周りの人々との繋がりを大切にこれからも健やかに生きていきたい。小高い山の上に建つ...

中込 惠子

春を待つ妙髙

175.5×91.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・膠 三月末に描きました。新潟は大雪が降り、あたり一面真白に。庭には雪が2m以上も積もり、朝方には遠くの森から、宿舎の方へとつづく、うさぎやきつねなどの足跡を見ることができました。山の木は芽吹き始めたのか、うすい紫をふくんだ色が山の...

渋谷 馨

森戸神社裏の大岩

116.7×160.6cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 家から歩いて40分ほどの海岸に鎌倉時代頼朝が三島大社の御分霊を勧進したとされる森戸神社がある。その裏側海岸にひときわ存在感のある大岩がある。家族で何度も磯遊びに出かけた場所だ。この大岩風景は、一度は描いておかなければ先へ進めないよ...

橘田 萌加

月日とともに

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具・銀箔・洋箔・モデリングペースト 何かを抱えながらもどうにか今日を生きようとする人がいる。どんな人も何かしら抱えながら生きていると思う。その本当の辛さや大きさはその人にしか分からないのかもしれない。けれど、人それぞれに孤独があることを...

渡久地 那奈

白雨

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具・貝 夕立が過ぎて晴れていく空に、僅かに残った雨がキラキラと光る様子を描きました。

片倉 泰子

寄り添う

97.0×145.5cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 画面は冬の静かな光景である。鳥が運んできてくれた万両の実は、樫の木の堂々とした張りのある根っ子に、そっと芽を出して成長しているようである。朱色の万両の実はひときわ鮮やかにそして、透明感のある白色の万両もたわわに実をつけまさに“紅白...

田中 まさ子

マナヅルと青年

130.3×162.1cm 高知麻紙/岩絵具・水干絵具・墨 「未知の世界へ旅を始める若い人達、時には鳥の声をきいて下さい。」そういう思いで描きました。

木村 ミヅホ

生きる ー生命の源ー

162.1×112.1cm 紙本・高知麻紙・膠・モデリングペースト/岩絵具・水干絵具・墨・金泥 樹齢600年以上と推定されるこの大樹は、和歌山県指定の天然記念物の常緑樹である。柏槇(イブキ)、ビャクシンとも呼ばれている。初めて出会った時、生命力溢れる躍動感、力強さ、底から沸き上がるエネルギ...

永石 由美子

鷺3羽、さやけき秋空のもとで

112.1×162.1cm 高知麻紙/岩絵具・水干絵具・墨 青い空のもと水辺に佇む3羽の鷺。背景の田んぼはイメージで描きました。コサギの一種でほぼ実物のサイズです。3枚のパネルにこの3羽の立ち姿を個性的に、屏風作りのように仕上げたいと思いました。白い絵具で白い衣装を着たこの3人を描くのは...

石附 由美子

初夏

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 テッセンをバックに、浴衣姿の若い女性を描いた。テッセンは、つぼみや五分咲きの花などを多く描き、女性は上向きかげんとし、未来を感じさせるような、爽やかな作品にしたいと思った。人物の形や肌の色は難しく、試行錯誤した。

南 江里子

静寂

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 自宅近くの神社に根づく切株を描きました。口を閉ざし無言となった姿から、物音のしない静かで緩やかな空間を表現し、渋みのある作品にしたいと思いました。

和田 惠美子

ゲッセマネの園(イスラエル) ー樹齢二千年のオリーブの樹ー

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具 5年前にイスラエル、ヨルダンを旅した。ゲッセマネの園には樹齢2千年クラスのオリーブの樹が数本残っていた。今でも実をつけるという。キリストは磔刑になる前、ここで血の汗を流す程に苦しみ祈ったとされる。オリーブの老木はその証であろう。樹の右...

髙階 明子

飾る

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・銀箔 ある朝にクローゼットを開けた時、これが他人から見た自分なのだなと思った。色とりどりの服がパラレルに並ぶ様も面白く感じたので、描くことにした。服を着るという事は一番身近で毎日繰り返される自己表現であるが、同時にこれらは所詮自己の...

島津 朋江

炎陽に舞う ー太陽と真珠とサルスベリー

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・胡粉・箔 白い花をテーマに色々な花のスケッチをしてきたが、卒業制作のモチーフには白いサルスベリを選んだ。夏の暑さに負けず堂々と咲き誇るその様子からすると意外なほど、一つ一つの花は小さな花びらを四方に伸ばした可愛らしい姿だ。相棒はもちろん太陽。...

寸村 久子

生きる

130.3×160.6cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 150年以上も生きている大木の前に立ち、今なお、その生命力あふれる雄姿に圧倒された。これまでたくさんの苦難を乗り越えてきたのだろうか。年月が経っても、葉が青々と繁り、実をつけ、堂々と生きている姿に大変感動し、何か元気をもらった気がし...

渡邉 美由紀

呼吸

145.5×145.5 cm 紙本/岩絵具・水干絵具 最期の時、私はずっとその人の手を握っていた。人は生きるのも死ぬのも同じなのだと何故か感じた。ひっそりとした道路脇で目にしたこの葛の群生も、光に向かって必死に葉を伸ばし、命を生きている。脳裏から離れることのない、あの日の生きる姿を表現...

松尾 忠毅

今日もええ天気や!

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・銀箔 コロナ禍で外出自粛の時期、自宅のベランダから見える風景をじっくり眺めてみた。見慣れた山々、家々、木々なのに何か違うものを見つけたような気がした。それは山の向こうにある陽の光が創り出した明と暗にあるのかもしれない。これは朝の光。早く良い日...

山田 明子

97.0×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 ほのかな香りと共に幻想的な紫色の藤はあたかも宝石とみまがうほどのあでやかな姿で早春を装う。曲線の美しい幹や枝は繊細な佇まいで花房のカーテンを引き立たせてくれる。花を支える枝があり枝を支える幹があり、幹を支える根があって素晴らしい景...

秋本 信二

アイサイト

145.5×112.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・銀箔 生まれて初めて米づくりを経験。妻と二人、実に手間のかかる作業であったがその分、苗が育ち、穂が実り、収穫できた時は、ちょっとした感動を受けたものだ。田植え後の見慣れた風景も愛おしい。妻の農作業の服装がやけに似合っていたし、あたり...

柴 文子

新緑の中で。

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・銀箔 水の流れる音、木の葉のすれる音は心地よい。木々は毎年季節とともに変化する。春には新芽を出し若葉は活力を与えてくれる。やがて秋になると紅葉し落葉する。川の水は涸れることなく流れ、そんな当たり前な自然に感謝の気持ちを込めて描き...

藤枝 伊都子

2020 木と ーいつかみんなで歌える日までー

145.5×97.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 自宅から7駅先の公園にある木と、数年前の立位女性のデッサンを組み合わせました。卒業制作の年にコロナ禍で、世界が激変するとは思いもしませんでした。密を避けて外へ。事態が回復するまで大木のそばでしっかり立って待とう。いつかみんなで歌え...

田中 優

明日(あした)へ

145.5×112.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 モチーフの大木は木々におおわれた公園で出会った。堂々と大地に立つ、大迫力の「モミジバ・スズカケ」である。フォルムの表情、生命力の強さが伝わってくるようだ。背景の一部であるススキは冬を迎えて一生を終りを告げ、夕焼空は明日を約束する...

櫟木 祥子

蓮 ー月への憧憬ー

162.0×162.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・金箔・黒箔・銀箔 蓮池で、ふと膝をつき、見上げてみた。するとそこには、思ってもみなかった風景が。天に向かってどこまでも伸びる花托、それを後押しするかのような表情豊かな葉、葉裏に走る盛り上がった葉脈。そして下をみると、朽ちて尚、様...

白川 秀喜

バオバブの樹

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具 広島の植物園に植えられているバオバブの樹です。推定樹齢400年。3年前にオーストラリアから運ばれ移植されました。異国の地で力強く枝を伸ばして元気な姿を描きました。幹は400才の重さが出るように仕上げ、背景はオーストラリアを思い青空と赤い空と...

岩永 彰一

白鳥楽地 ー早春・悠久の白鳥が舞い降りる楽地ー

112.1×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具 天王川・日野川合流、悠久の白鳥舞い降りる楽地。正面山麓に、西暦200年代神功皇后が三韓出兵の帰途に祀った祇園牛頭天王宮…八坂神社。天王川水源解雷ケ清水を、500年代百済王女自在女が発見し百済人300人と永住、白山神宮創建。日野川上流に、996年頃...

四方田 幸子

秩父夜祭り ー表舞台の男衆ー

145.4×116.7cm 紙本/岩絵具 ・水干絵具・墨・盛り上げ胡粉 私の故郷のこの祭りは300年以上続き、ユネスコ無形文化遺産に指定されている曳山行事です。クライマックスは夜ですが、昼から山車が出て法被姿の子供たちで賑わいます。普段は地味好みの男衆もこの日ばかりは派手な祭り着に身を包...

長尾 衣子

旧細川邸 椎の木

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・金箔・モデリングペースト 樹齢300年以上の巨大な椎の木で、存在感、生命力、時間の経過を感じた。この大樹より受けたエネルギーを一度自分の身体の中に取り込み、自分の椎の木へ再構築して描いた。脈打つ血管の様な幹、細かな陽の光が当たり、う...

山下 涌二郎

筑波山々容と田園の満願の期(とき)

112.1×162.1cm 雲肌麻紙/岩絵具・水干絵具・墨・金箔・銀箔・籾・茎、他 この地に移り50年余、車で1時間の所に筑波山が在る。普段五合目以上しか見えず四季の彩りも見ることができない。しかし、麓に近付くと風景が一変する。初夏青々とした早苗が風に吹かれて手招きし秋、黄金色の稲穂が首...

井口 真由子

梅花藻 ー湧水に揺れる花ー

162.1×130.3cm 紙本/岩絵具・水干絵具 盛夏、静かな旧街道の宿場町沿いを、強い日差しに倒れそうになりながら進むと、こんこんと冷たい湧水が流れる水路に、輝くような緑の梅花藻がゆらゆらと水流にあわせて涼しげに揺れている。丁度、小さな白い花も咲く頃だった。立ちどまり眺めていると...

富田 恭行

Back to black

145.5×145.5cm 紙本/岩絵具・墨・胡粉・黒箔 白黒の抽象画です。具体的な物のイメージは、何もありません。黒の濃淡、胡粉の白、墨と胡粉とが混じりあって出来たグレー。無彩色の明度の変化で全体のバランスをとり、「動」を表現しました。音楽をかけながら絵を描くことが多く、この絵は、...

岡﨑 幸子

行先

162.1×97.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・金泥 卒業制作は電車の中に着物の女性を立たせたいとずっと思っていました。この女性はどこへ行くのか、何を考えているのか、とよく聞かれましたが、その点に関して具体的な設定はありません。不十分な点は多々残りましたが、女性の顔と髪をこのよ...

金子 智子

希望 ーThere is a season in life.ー

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 我が家の近くの天空庭園を下っていると、遠方に今にも大粒の雨が降り出しそうな暗雲に覆われた街並み、その上の雲間から光の梯子、更に上には美しい青空と白い雲の風景が見えた。暗雲は人生で遭遇する困難を暗示しているかのように思えたが、この...

石田 由紀子

この仁義なき世界の片隅に ーお好焼屋にあると胸がじんわりする風景ー

100.0×130.4cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・金箔・銀箔 結婚20年の夫婦の心象を二匹の狼で表現。過去・現在、金・銀箔と対比し2枚制作。背景は2窓景、故郷広島呉市の瀬戸内夕景と東京ビル群・明治神宮の森の夕立。狼の佇い距離表情でこの20年共に戦った二人の歴史を表現。こんな時代に故郷...

三上 加津子

明日、はばたく

162.1×112.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・銀箔・金泥・銀泥 長年愛用したグランドピアノ、成人した娘、母が買ってくれた振袖、受け継がれてきた帯。どれも記憶に留めていたい物。目に見えるものだけでなく、風、光、音そして愛情までも描いてみたいと筆を進めた。シューマンの旋律に誘わ...

川森 文彦

微睡み

116.7×160.6cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・箔・砂 近くの動物園にシロサイの老夫婦が住んでいます。昼食の干し草を食べた後、しばらくすると決まって薄目を開けて休憩ポーズになります。そのころになると一羽のハクセキレイがサイの近くに遊びに来ます。そんな日常の穏やかな時間を表現し...

岡本 京子

「源氏物語絵巻ー竹河(二)・橋姫ー」模写

22.0×48.1cm 2枚 薄美濃和紙/墨・水干絵具・岩絵具・膠/和額装 徳川美術館/平安時代/不明 絵巻物で、思いついたのが源氏物語絵巻でした。以前から物語の内容や、平安貴族のきらびやかな美しさに惹かれていたので、思い切って挑戦しました。しかし始めてみると、骨書きの段階での細かす...

坂本 寿志

令和那智瀧図

162.1×97.0cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨・箔・砂子・銀パール・白金パール 入学時より卒業制作のモチーフは那智の滝と決めていました。幾人もの先人画家が描いた那智の滝をこの手で描いてみたいと常々考えておりました。日本一の落差133mのこの滝を如何に描けるか岩肌一枚一枚の表現と滝壺...

五味 あゆ美

大山椒魚

130.3×162.1cm 紙本/岩絵具・水干絵具・墨 川の主は岩陰にじっと潜み夜を待つ。小魚が来るか沢蟹が来るか、獲物が来るまでそこを動かない。それはまるで岩と同化しているかのようだ。一見動きも緩慢そうなその巨体はしかし獲物が横切った瞬間素早く動き、その"半裂き"とも言われる大きな口...