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西口 隆男

吉備路を歩く

デジタル/インクジェットプリント 吉備の国は、古より文化、芸術が発展したところ。五重塔、古墳、神社など先人たちの想いが伝わっている。小さい時、近くの田んぼで凧揚げ、藁の上で寝転んだ。ふるさとに帰り吉備路を歩くと、無邪気に遊んだ田んぼや雲があった。自然の美しさ、そよぐ稲、光...

岡田 馨

二人の時間 ―マザーズフェイス―

デジタル/インクジェットプリント 90歳になってすぐに大腿骨骨折をした義母は、その直後から認知症が進み始めた。義母が健在の頃から通所していたデイサービスへ、退院後も通うことになり家族が全員出勤した後、私と義母が車が迎えに来るまでの2人の1時間30分という時間の中で毎日撮った写真...

高橋 訓枝

むこうがわ

デジタル/インクジェットプリント 路地を歩いていると窓ガラスのむこうがぼんやりとうつっていました。この光景に魅せられるのはどうしてなのかを探しているところです。

中井 陽一郎

同じ時の流れのなかで

フィルムC/N/インクジェットプリント 73年前に被爆し、その後も同じ場所に立ち続けている樹。これらの樹は、過去の疵を負いながらも、ただただ、自然に従って星霜を重ねてきた。この樹に向き合うと、そのひたむきに生きる様相に気高ささえ覚え、樹のイマを写しとめてしまいたいとの想いに駆...

淡河 佳代 【学科賞】

The Lost Lion,the Witch,the Swan and.. ―うしなわれたライオンとマジョとスワンと‥―

デジタル/インクジェットプリント 時間に追われ、人に追われ、同じところをぐるぐると巡っている。みえていない部分のひとしずくが思わぬ波紋となって波打つ瞬間視覚以外の感覚が呼びさまされていく。私達が普段見ている光景は実像かそうでないものか案外いい加減かもしれない。ただ、その消...

三富 葉子

オカダさん

デジタル/インクジェットプリント デイサービス施設もいもいにはオカダさん専用の机があって、朝でも夕方でも気の向くままにオカダさんはそこで絵を描きます。オカダさんは69歳です。もともと発達障害でしたが、62歳の時に縁あってご近所のもいもいに通い始めます。それからオカダさんは絵を...

鈴木 理恵

ひかりのいと

デジタル/インクジェットプリント 暗闇にあると思うときも、どこかに必ず希望はあるものだ。それに気づくのは、案外小さなきっかけだったりする。私は、ひかりのいとを手操り寄せるように、希望を探し求めている。

牧野 友子

なにが良かったのかなんて、にんげん終わってみないとわからないものよ

デジタル/インクジェットプリント 父の遺品を撮ることで私なりの弔いをしたいと思った。形式的な宗教行事を行う中で、この弔い方は正しいのかという疑問を抱くようになった。生前お酒が好きだった父を想うと、お仏壇にお水や果物をお供えされて喜んでいるとは思えない。父の遺品に触れ、父を...

田中 充

「朝の色」アンサンブル・モーニング ―「Couleur du Matins」Ensemble Mornings―

デジタル/デジタル銀塩プリント・インクジェットプリント 朝それとなく日は昇る。朝には不思議な力が隠れている。朝は生きる力を与えてくれる。朝は辛い過去を忘れさせてくれる。朝は楽しかった過去を思い出させてくれる。朝それは一瞬の時間。希望に充ちた朝、永遠に続く太陽と地球…。朝が...

佐藤 裕佳理

noiseless ―静かな場所―

デジタル/インクジェットプリント 私たちは音のある世界で毎日、忙しく、せわしなく生活をしている。ふと目を向けると植物たちが作りだす静かな場所がそこにはあり、風の音をたたえ静かにささやいている。そんな植物たちをとおして静かさを表現したいと考え作品にしました。

松浦 由佳

滔々(とうとう)と

デジタル/インクジェットプリント 枯れた蔦が一面を覆った場所に夏の頃もう一度足を運ぶと、すべてが緑に包まれていた。命が次の命や今あるものへの糧となり、たとえ形を失ってもつながりは消えない。すべては滔々と流れている。

早津 亜紀

I've Got To See Me Again.

デジタル/インクジェットプリント 現代の日本女性における化粧をすることの意味を掲示した。毎日繰り返される化粧は、解放と隠蔽の共存関係にある。自分は自分だけの良さがあると信じる。同時に無数の毛穴やシミや皺を隠したいと思う。夜になれば、化粧は全部が洗い落とされ、朝になれば、再...

川野 恭子

山を探す

デジタル/インクジェットプリント 四十代を迎えたある日を境に、無性に山が気になりはじめた。それからというもの、何かに取り憑かれたように山に入った。気づけば、一年と経たないうちに数十座は登っていた。何故、それほどに山に惹かれるのか? その理由ははっきりと分からないが、日本の...

西田 幸枝

intermediary

デジタル/インクジェットプリント さまざまな作品の被写体として登場する窓を異世界との媒介としてとらえ、窓を介してこそ見ることができる場景や窓のある空間への憧れを作品にしました。

土屋 亜希子

東京のひとつまみ

デジタル/インクジェットプリント 東京は日本の首都であり、世界有数のカオスな街です。電車はぎゅうぎゅうづめで、車も多く、みんな早歩きで、時間が早く過ぎてゆく。隣人がだれであろうと興味がない。隣人が亡くなっても気がつかない。そんなざわざわした個人主義の東京に潜んでいる物質を...

安田 純

視姿

デジタル/インクジェットプリント 私の前に人がいる。その人は眼の前のものに興味を持っている。こちらに背を向けるその人は何を感じ、何を思っているのだろう。

岩田 稔夫

異界へのクレヴァス ―光の造形―

デジタル/インクジェットプリント 「光の造形」とは闇のなかで多灯ストロボにカラーフィルターを装着し意図した造形表現をおこなう方法です。肉眼では直接見ることができないイメージがカメラの中で生まれてきます。このアプローチで出来上がる画からはどこかリアリティが欠如した虚構の世界...

森下 正

女布(にょう)の里

デジタル/インクジェットプリント 「女布の里」は私の居住地である京都府舞鶴市の、南西に位置する50世帯を下回る集落である。ここには長い歴史の中で形成、保全されてきた人間本来の暮らしの原型が、根源的に息づいている感触がある。「女布の里」の家々、風景、人々や行事を通して、「人間...

島倉 福男

5.5”の「アルバム」 ―自撮りは写真のありようを変えるのか―

デジタル/インクジェットプリント デジカメやスマホの技術進化は「自撮り」を日常の風景にした。かつての「アルバム」にはその家庭の時間が記憶された。見ず知らずの人にシャッターを押してもらい、時をおいてそれを手にし、残した。いまでは自撮りしたものがネット上に記録され、共有される...

渡辺 壮

白い響振

デジタル/インクジェットプリント 山奥にたたずむ、観られることを意識しない、意志を持たない石積みやコンクリートの塊、自然の脅威に耐えながら時の経った無頓着な造形と水のイメージを写し出すことにより、その意図しない造形が美しさを見出す。流れる水の姿や水の響きに迫り物質的対象と...

小林 潔

日本最古のJAZZ喫茶 ちぐさ

デジタル/インクジェットプリント 1933年に横浜・野毛で創業した日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」は、いまも多くのファンに愛される店づくりを続けている。そんな「ちぐさ」の魅力と、ときどき開催されるライブで素晴らしいジャズを奏でるアーティストのパッションを1950年代のジャスレーベル...

渡邉 麻美

女性

デジタル/インクジェットプリント 女性として産まれて生きている上で疑問を感じた事が作品制作のきっかけです。女性だからという理由での制限。社会地位。メディアが作る女性。女性自身が憧れる女性像。女性といっても様々な女性がいます。性差別からの解放という願いを込めて6色のレインボ...

嶋田 真弓

Scents―Spotting

デジタル/インクジェットプリント 昔、調香を学んでいた際の課題《写真から香りを想像し香水を作る》を通じ、見えないはずの香りを写真にして見える化してみたいと思い、写真コースへ入学しました。他者に目隠しした状態で香りを嗅いでもらい、その印象をヒアリングして写真に起こしたのがこ...

中澤 賢

空気と時間

デジタル・フィルムC/N/インクジェットプリント 平成という枠組みで捉えた重大事故現場を撮影した。その現場へ行くと他所とは違う空気と時間が流れている。張り詰めた空気感を撮影しようと思い、ピンホールカメラで撮影をして、その空気をフィルムに触れさせた。何事もない日常に収束して行...

堀口 美鈴

母との日々

デジタル/インクジェットプリント 介護のため実家に戻り過ごす母との日々。老いていく母の一瞬一瞬を記録と記憶に残す作業を続けた。

薮川 葉月

レンズの向こうにいるあなたを、本当の意味で抱き締められない。

フィルムC/N/デジタル銀塩プリント 身近に居る人達を被写体に、何気ない毎日を、いつか思い出せなくなるであろう目の前にあった泣き顔も笑い顔も、自分自身のカメラを通して、他人から見た相手の違う見え方を映画の登場人物に例えパッケージした。お互いの重ねた時間と心を残しておきたかっ...

宮武 由佳

人’

デジタル/インクジェットプリント ほんの少し、何かが違うだけで、私は私でなくなり、あなたはあなたでなくなります。そこから見えてくる人格の差を、私たちは一瞬のうちに判断し、何かしらの言葉を与えています。この中に同じ顔はありません。

問覺 明日香

しずくのキセキ

デジタル/インクジェットプリント 街を歩いていると、大量の人々が同じ方向へ流れて行く。しかし例え隣り合って同じ調子で歩いていても、殆どの人が他人である。人混みの中に一人で留まっている人を見て、そう気付いた。/集団は途切れる事なく続き、やがて一人でいる人もまた、集団に吸い込...

尾澤 正信

うみかじを感じ、美ら海に魅せられて

デジタル/インクジェットプリント 四十数年前、美しい海を求めて東京から五十数時間かけて、船で慶良間諸島座間味島にたどり着いた。当時、手つかずの大自然がそこにはあった。島には多くの珊瑚が群生しており、砂浜では星の砂も獲れた。生涯忘れ得ぬ思い出を慶良間諸島の美しさと表現し作品...

神田 武昌

マスコンクリート ―コンクリートダムのかたち―

デジタル/インクジェットプリント 大断面コンクリート構造物は観る人にとってはその大きさに圧倒され、その事だけが印象に残りやすいが、力学的合理性・耐久性・経済性を考慮した立体造形物としての「手ざわり」「リアリティ」を自分自身が土木経験者としての心が開かれる感覚を覚え、造形美...