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西川まり子

廃屋に咲く ―対話―

162.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 海辺の片隅、潮風でボロボロになったトタン屋根のつっかえ棒をかりながら、 毎年鮮やかに咲く朝顔。黒く塗られた壁が夏の初めのいきいきした姿を一段と 引き立てている。ここにはどんな生活があったのだろうか、朽ちてゆくものと 未来に向かうも...

大山みどり

ひまわり

162.1×97.0cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・盛上胡粉 どんなに苦しいことがあっても前を向いて進んでゆく彼女はこの先もずっと私 のあこがれの存在です。たとえ涙を流しても歩みは止めない彼女を、後押しで きる存在になれるよう、私も常に進んでゆくという決意を絵にこめました。ひ ま...

佐原紀雄

聳立茶臼岳(しょうりつちゃうすだけ)

130.3×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 「牛ヶ首」から見た那須の茶臼岳。聳え立つ山頂や下から顔を出す赤く焼けた土、 硫黄、無数の礫を描いて、秘めている火山のエネルギーや力を表現したいと思っ た。登山するたびに土砂降りの雨と雷に襲われた。昨春、高校生と教師8人が 雪崩で...

小林和代

「当麻曼荼羅縁起(たいままんだらえんぎ)」 模写

50.5×151.0cm 薄美濃紙 / 墨・岩絵具・水干絵具・金泥・銀泥 / 額装 神奈川・光明寺 / 鎌倉時代 / 不明 當麻寺草創の由来を簡略に記したのち、蓮糸曼荼羅織成の伝説を顕した絵巻で、こ の場面では阿弥陀二十五菩薩の来迎の様子が克明に描かれている。「仏画が描かれ た絵巻」はこの作...

手塚小夜

呼吸

116.7×160.6cm パネル / 岩絵具・水干絵具・ジェッソ 呼吸とは「生命を維持するためのガスの交換」であるという。様々なガスの交 換は多様な生命の共存・進化を可能にした。ガスの交換は生命の循環でもある。 深い呼吸は太古と繋がり、未来への記憶となるだろう。

中静昌子

何見てるの?(裏庭)

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・銀泥 白一色の静かだった冬が終わり春になると、忘れな草やすみれの花が咲き出し、 これから音楽が始まるかのようである。夏、たくさんの薔薇が咲く頃、家族で テーブルを囲み、焼き肉をしたり、お茶をしたり。毎年くり返す心地よい穏や か...

田中夕起子

仙姿玉質

116.7×80.3cm、2枚 紙本 / 岩絵具 淡く優しい絵を描きたいと思いました。今はまだ心もとない私ですが、丁寧に 描いてゆきたいと思っています。

青木敦子

澄み渡る思い

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 いつのまにか、まっすぐに前を向き歩き始めた息子。気がつけば、その背中を 見ている自分がいた。抱っこして、手をつなぎながら歩いていたのは、遠い遠 い昔になった。今まで経験したことや学んだことに自信を持って、社会という “大海原” に舟を...

小笠原五月

茶子・真子図屏風風 ―Something like the folding screen paintings of Chako and Mako―

116.7×80.3cm、2枚 紙本 / 岩絵具・水干絵具・真綿・銀箔・準金泥 私の可愛い飼い猫2匹。左が茶子、右が真子。2匹は仲良しではないけれど、 いつも私を楽しませてくれた。茶子は今年の11月短い一生を終えたが、沢山 の想いがつまった作品となった。~好きなものを楽しんで描(えが)く~...

田嶋道子

春を活ける

145.4×116.7cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 春の花三種が、それぞれの春を謳っています。紫木蓮が、春の近い事を。山桜 が、春爛漫を。色とりどりの春を、チューリップが。そして私達は、卒業して 新しい春が始まります。

安永 梓

レ・シルフィード

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 20年間続けてきた、クラシックバレエを描いた。舞台袖で出番を待つバレエ ダンサーの緊張感と、舞台上で踊るバレリーナたちの息遣いを感じてもらえた ら嬉しい。

秋田和之

佳趣

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具 3年前の12月、朝食前の散歩に出かけた。JR大津駅から徒歩10分くらいでびわ 湖に着くと、とても美しい光景が眼前に広がっていた。冬の冷気、静寂、湖面 に映った光のグラデーションが醸し出している風景を描いてみました。

坂田正子

夏の終わりに

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 壊れかけた煉瓦塀の向こう側、空一杯に広がった入道雲がゆっくりと形を変え ながら流れていく。ポツンと置かれた自転車。誰かが最後の夏を楽しんでいる のだろうか。

金氏文子

静寂な下鴨の朝 ―下鴨神社、糺の森―

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 平安京の歴史よりも古い下鴨神社。神社は賀茂川と高野川の合流地点にあり古くから 「水」を司祭する由緒ある神社である。境内は糺の森とよばれる森閑とした森がある。境内 を南から入ると参道には古い樹木が沢山あり、その中に大きく根を広げ...

窪田貴美子

伸びる

130.3×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・銀箔 はじめは竹林の清々しい青さと凜として空に伸びている様を描きたいと思った。 竹を見上げると、木洩れ日がきらきらと美しかった。そして竹一本一本にはそ れぞれ表情があり、伸びる方向も一律ではなかった。その景色を、これからそ れぞれ...

福嶋清子

乱舞

130.3×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 友人から頂いた一本の弦。挿し木でついた一本の苗が、もうすでに私と共に 30年間生活している。生命の力強さと鉄線の花の可憐さ、華やかさ、柔らか さや奥ゆかしさを表現したいと思いました。

尾高真由

明日

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 写生力・表現力とも未熟なため、最初から最後まで四苦八苦していました。本 当に描けるのかとても不安でしたが、なんとか完成です。ご教授頂いた先生方、 ご協力頂いた皆々様には感謝してもしきれません。ありがとうございました。

浅井律子

春の序曲

162.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 北の住人にとって、2月の光は春の序曲である。吹雪のあとの空はいつも青い。 厳寒のため、くっきり結晶した雪で大地がいちめんにキラキラと輝く。その光 は日々に強く明るく、日差しはあたたかい。やがて雪解け。ふきのとう、黒い土。 春を想...

佐々木友香

静けさ

180.0×120.0cm 紙本 / 岩絵具・墨・銀箔 桜で有名な神社の片隅に、誰の目にも触れることなく咲く紅枝垂れ桜がある。 木肌は荒々しくその存在を主張し、蕾をつけた枝は大地にこぼれ落とすかのよ うにのばす。まだ冷たい3月のきりりと引き締まった空気と、蓄えた力が静か に溢れる様子を描...

伴 香里

レタスのざわめき

97.0×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 レタスとひまわり、全く別々の時に写生したものを組み合わせた。レタスは形だけでな く、瑞々しさや勢いを自分が感じたまま写生した。それを拡大縮小を繰り返し埋めつく していった。ひまわりはサンゴールドというとても大きなひまわりで、厚み...

森田 尚

婆娑羅(バサラ) ―魔や鬼をも打ち破る強い力とその美―

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・金粉・銀粉 国宝である広島不動院の本堂、鐘楼、山門等を写生、中でも山門に立っている 仁王像の怒りの表現の美しさに惹かれ、この怒りの表情をなんとか引き立て絵 にしたいと考えた。背景に赤く燃える炎を入れればもっと怒りとその美しさが ...

岩﨑政雄

時の栖 ―仏の里・国東半島熊野磨崖仏―

162.1×130.3cm シナベニヤ / 岩絵具・水干絵具・墨・漆喰・自製石粉・貝粉・砂 乱積石段を息を切らせて登ると突然開けた空間の前面に巨大な磨崖仏が現れる。理知的 森厳な大日如来と忿怒相ではない慈悲相の不動明王である。里人に護られ、千年の風雪で 弁髪も衣も風化が進み、自然と一体...

橋本真理子

「華厳五十五所絵巻」 模写

29.6×139.3cm、2枚 紙 / 岩絵具 / 屏風 東京国立博物館、藤田美術館 / 鎌倉時代 / 不明 この絵巻は善財童子が善知識を巡って旅をし、仏道修行を果たしたという仏教説話を題 材としている。童子や仏菩薩、民衆等は力強く流麗な筆致で描かれ、800年余を経ても尚 素朴な淡彩の画面は新鮮...

新井 亮

密漁の夜

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 暗くて狭いところが好きなので洞窟を背景に描いてみました。物語を孕んでいるかのよ うな絵柄ですが、特に典拠があるわけでもありません。完全にまっさらな妄想です。わた しは幼児のころ、家にあった男女一揃いの市松人形が夢に見るほど怖か...

橋本和代

金木犀

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・盛上胡粉・方解末・水晶末・雲母 金木犀は江戸時代中国南部から来た。中国では沈丁花・くちなしと共に三香木といわ れ、花の香りは千里の先まで届くといわれている。雌雄異体の植物で日本には雄株し かなく結実しない。葉のつけ根から4弁花を...

橋本陽子

名もない樹に導かれて

136.0×162.0cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 66歳で学生の頃は苦手だった絵を始めると決め日本画に入学した。りんごとバナナから始 まり、卒業制作は風景を描くことに決めた。5年間学んだことを思い出しながら制作に励んで きた。先生方のアドバイスを受けながら自分の絵を求め、試行錯誤...

江利川峯子

夏の朝

97.0×54.0cm、3枚 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 大都会の真ん中にある上野恩賜公園に咲くピンク色の大輪の蓮の花。早朝から キラキラ輝いている中に、たくさんの人々が集っている。ここには、平和が息 づいている。

遠山泉美

YELL(エール)

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 町のシンボル、樹齢800年の杉の御神木は、永い年月の間に幹や枝は至る所が折れた り曲がったりしながらも尚勢いが衰えず、いつも、人々の営みを穏やかに大きく守ってく れている。始まりの予感がする新しい朝、悠々として力強く生命力にあふれ...

原田孝子

清晨(せいしん)

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 盛夏、訪れし人に清涼感とやすらぎを与えてくれる蓮花。なぜ泥の中に咲くのか泥をも 浄化する花仏教の世界では、極楽浄土に咲く花。埼玉県行田市「古代蓮の里」で千古 のねむりからめざめた蓮は清浄無垢な美しい姿で人々の心を癒す。早朝6時頃から...

中川理代

天満月(あまみつつき)

162.1×97.0cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 西洋では浴びる人を狼男に変えてしまうという青く強い月の光も、水の国日本では、そ の湿度のおかげで、柔らかくおだやかな光になる。都会の街明りのもとで生活する人々 の喜びも悲しみも、苦しさや、孤独さえ月は包み込んで、静かに見守ってくれて...

小坂井寛明

ら・ら・ら~

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 孫娘が、遊びに行く時のリュックと帽子を身に付けて、サングラスを手に色々 なポーズをして見せたその楽しそうな様子をテーマとしました。手や顔の表情 の面白さと、背景に配した水族館の魚達を通して、孫の楽しんでいる気持ちが 少しは表現出来...

鴻上弥生

琳派作品に於ける対比

116.7×80.3cm、2枚 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・金箔・銀箔 鈴木基一の琳派作品を参考にしました。写実的な要素と装飾的な考え方を勉強 出来ました。

小高直樹

暁の装い(あかつきのよそおい)

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 華たちの咲き乱れる春らんまん。さあ、舞台に立つ準備がととのいました。

志村美保子

空から世界へ向けて ―ビルの谷間から―

180.0×90.0cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・金箔・黒箔 今、世界中でテロが起きたり不安定な要素が沢山あります。その中でどこの国 でも同じものがあります。それは空だと思います。その空を、自分が住んでい るビルだらけの場所からの日常を描く事で世界の平和を祈る気持ちを表現した ...

白川賢司

早朝の沼

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 新緑の時期に青森を旅行中、早朝に森の中を散歩していて偶然目にした光景。空はす でに明るくなっていたが、沼はそれを取り囲む原生林のため薄暗く、わずかの風が水面 に波を起こし、そこが光っていた。薄暗いはずなのに、沼の奥の樹はそこだ...

大坪和子

大和なる春の女神 「佐保姫」

160.6×116.7cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 平城京の東に位置する佐保山を人格化した「佐保姫」は、東の方角が季節的に 春を示すことから、春の女神とされる。日本に春の女神が存在することを知っ た驚きと喜び!! その姿を、清楚にして華麗な「染井吉野」の美しさを借りて 表現した。...

深田安茂

160.6×116.7cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 初夏に咲く藤の花に魅せられて、描きはじめましたが、写生をしているうちに、 幹肌のゴツゴツした感じと朽ちた幹の古びた感じにとても魅力を感じ、幹を描 いてみたいと思いが変化していきました。

太田百美

花燈(はなあかり)

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 白いサザンカの花が、蕾から一つまた一つ開こうとしています。枝は力強く伸 びていこうとしています。そして薄闇の中で白い花が小さな明かりとなること を願って。

押立宗光

飛花落葉 ―睡蓮秋趣―

130.3×162.1cm 紙本 / 岩絵具・墨・鉛丹・箔 飛花落葉とは花も葉も飛落し朽ち果てる無常をいう。芭蕉は変じ移り消えゆくものを見 止め、聞き止めて、文字に定めよと。私は絵に定めたい。飛花落葉は無常であるが、肥沃 な土地を生む豊饒でもある。それは沼底で金銀に身を纏い光輝き、やが...

山村惠春

芭蕉林

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 熊本にある江津湖芭蕉林を描いた。そこに入ると、高さ3、4mの芭蕉が多く茂り、湧水 が流れて朝靄が立っている。新芽の芽吹きや勢いのある葉や、朽ちた葉などが見え、まる で人生の縮図をみているようだ。また芭蕉の茎は偽茎であり、巻いた葉...

山田孝子

彼方へ

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・箔 知らない場所や旅に対する憧れを表したいと思い、私にとって旅を連想させる電車と 空を描きました。はるかな見知らぬ場所を走っていく電車を思いながら描きました。描 く意欲を持ち続けるためには最初の気持ちを確認しながら描くことが大切で...

岡田ひろ子

ちりめん街道 ―町の発展に尽くした先人達の心意気を感じて―

97.0×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 一歩足を踏み入れば、何か時間が止まったような空気感。耳を澄ませば、ガチャガチャ と機を織る音や、そこに住んでいる人々のゆったりとした会話が聞こえてくる。懐かしさ を感じさせる木造・土壁の色彩となだらかな坂道。100年以上経った家々が建...

浅野春雄

夏の訪問者

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 毎夏、我が家を訪れる孫たちの姿である。私にとっても、孫たちにとっても、 一度しかない今年の夏である。これからの人生に何があるかは分からない。し かし、少なくとも今このときは私も孫たちもしあわせである。そうした人生の 一瞬を感謝の気...

石﨑正幸

夕顔

116.7×145.4cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 真夏、夕顔とつゆ草の群落、猫じゃらし、青虫やかまきり、何もかもしなやか で力強い。草花が咲き誇る原っぱ、うっそうとした藪を表現したい。

山本多輝子

威光

140.0×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・金箔・銅箔 戸隠神社奥社の参道にある随神門をくぐった瞬間、樹齢四百年を超える杉並木が神 秘的な光に包まれて現れる。その光は奥にある神社の本殿へと誘ってくれる。守護神で ある二体の随神様がこの神聖な領域を守っている。私はこの二神...

堀 照夫

山河 ―梅雨明けの頃―

160.6×116.7cm 紙本 / 岩絵具 ふるさと信州の代表的自然/雄大な山河「浅間山」「千曲川」が主題です。

坂野眞里

律 ―めざすもの―

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具 魅力的な人たちがいます。熊川哲也、羽生結弦、内村航平。世界一の美しさを見せる人 たちは何を考えているのか、その言葉に注目しています。自身の心身を鍛える熱源はど こにあるのか。金メダルを逃したとしても、次は獲得できるだろうと思えるのはなぜか。 ...

井上 眞

「信貴山縁起絵巻」(山崎長者巻) 模写

31.7×880.0cm 薄美濃紙 / 墨・水干絵具・岩絵具 / 巻物 信貴山・朝護孫子寺 / 平安時代後期 / 不明 国宝作品の筆跡をたどらせていただき大変光栄です。一場面の情景を組み合わ せることで時間の経過や空間の広がり、人の感情変化を表現したことは当時画 期的なことだったでしょう。今...

青木昌子

「一遍聖絵」巻五 第四段 模写

37.5×123.5cm 絹本彩色 / 表具額装 清浄光寺 / 鎌倉時代 / 伝 法眼円伊 「一遍聖絵」は弟子聖戒の詞書と画僧円伊による各地の寺社や美しい風景とと もに上人の活動の様子が描かれた絵伝ある。この段では聖の奇跡に驚く村人達 の様子と旅を続ける一遍一行が、美しい雪景色の中に描かれ...

橋本賢三

メロス

200.0×72.7cm 紙本 / 墨・岩絵具・金箔(砂子) この自画像はもう一人の自分の姿である。若い頃、美術大学への進学を断念し た。その時に「いつか大学で絵を学ぶ」と自分自身へ約束をした。20年経ち、 卒業制作の本画に取り掛かる直前、不意に自分自身とした約束を思い出した。 長い時を...

木村智子

コスモス

116.7×160.6cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 コスモスを写生しに行った時のことだ。どこまでも続くコスモスの花畑。誰もいない畑 の真ん中でのんびり椅子に座わり、太陽の下でコスモスの花が風になびく様子を見て いたら、私も自然界の一端だと認識した。世界に一人しかいない私、いや宇宙に...

小木曽久代

愛ちゃんのたからもの

116.7×145.4cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 忘れかけた純真無垢な子供の頃の気持ちを、自分が還暦を迎えてみつめなおし てみたくなりました。子供の目やムチムチした体を描いていると、心が洗われ て、我が子や自分の幼い頃の思い出が浮かび楽しかったです。

加藤美代子

藤棚の夏

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・銀箔 白と紫の花の咲き乱れ、ゆれる藤棚の美しさ。ふと見上げた夏の夕に、つり下 がった豆たちに力をもらいました。

岸田 智

落ち鮎の群れと湧水 ―柿田川晩秋の風物詩―

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 晩秋から初冬にかけ、狩野川上流の水温が低下すると、鮎が一斉に川を下りだす。柿田川 との合流点にさしかかると大半が柿田川へ入り遡上を開始する。産卵のための落ち鮎で、 数十万尾の群れが川を上り、砂礫上の各所で音を立て産卵する様は圧...

増沢伸江

星桜

162.1×97.0cm 紙本 / 岩絵具 満開に花は満々ていた。一陣の風に一斉に舞い発った。後から、後から。そして、あたり を遠い記憶へと繋いだ。花びらは春の歓びを携えて無邪気に愛らしく輝いて高く高く 昇り、天に、星に感謝を託して舞う。この地球(星)のメッセンジャーとして、誇らかに。...

上野町子

木 ―静から動へ―

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具 ひっそりと息づいている老齢の大木に魅せられた。何百年の歴史を重ね生きて きた証を秘めながら今も活力を維持している。そんな大木に新たに生命を表現 してみようと思った。天に向かっていくエネルギッシュな力強さを感じてくれ れば幸と思い描...

田渕智也

それぞれ

130.3×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 自分の飼育している金魚をモデルにした。「それぞれの金魚にそれぞれの良さ があるはずである」という考えのもとに制作した作品である。

中村直美

水辺の君 ―睡蓮によせて―

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・黒箔・銀箔 枯れると自ら水中に沈んでしまうという、睡蓮。字の如く早朝に目覚め、昼を過ぎるとそ の花は閉じてしまうらしい。クッキーのような葉が時を経ると起き上がり、最後に円に なってパッと水面に広がるその過程もとても不思議な水辺...

桃澤慶子

春陽

162.1×130.3cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 ミモザの黄色い花は冬の終わりのまだ寒い景色の中に春の明るさを感じさせま した。太陽に照らされあたたかくふりそそぐ花のやさしい雰囲気を出したいと いう思いで描きました。これからも自分の心ひかれる世界を描いていきたいと 思います。

小川りえ子

一服

162.1×112.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨・金箔 京都の芸大で日本画を勉強する。夢物語みたいなことができました。折角なの で京都らしい題材にしました。

辰巳昌子

戸隠山

112.1×162.1cm 紙本 / 岩絵具 戸隠神社の祭典に出席するうちに、後に控える戸隠山の美しさ、時として急変 する荒々しい山肌に接しているうちに描いてみたいと思うようになり、勇気を 出して描きはじめました。

多丸葉子

いつの世も陽はまた昇る

130.3×162.1cm 紙本 / 岩絵具・水干絵具・墨 この絵の猫と鳥は、私が大切にしていたものたちですが、別れは突然にやってきました。 年をいくら重ねても辛いことに出会います。どうしようもない思いを抱えている時に、こ の木を眺めながら自分に言い聞かせてきたことは、「夜が明ければ陽...