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横山 紀伃子

素秋

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   こぼれ種から成長した一本立ちの鶏頭の花である。秋にかけて花房と葉は、持てる色をすべて見せながら枯れていった。もののあわれのようなものを感じ写生をした。

髙橋 圭子

香気

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具   「私たちを<大地>の生と接触させるような快楽は、その中に深い満足を与えるものを持っている。こうした快楽が尽きても、それがもたらした幸福感は残る。」 ラッセル幸福論より

川口 千尋

シロツメクサ

97.0×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   多様な考えをもち生きていることに感銘し、シロツメクサを描きました。今を生きる私自身は、シロツメクサから教わることがたくさんあります。

加賀 純子

渓流

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   入学した時から卒業制作は、この渓谷を描きたいと思っていました。この渓谷は家から30分位の処にあり紅葉が有名です。新緑の季節だったので緑があふれていました。ロープで崖下に下りて大きな岩にへばりつき橋を見上げました。水しぶきと沢山の緑...

加納 玲子

夏の思い出

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・墨   夏休みには孫三人いつも自宅に集まって来ます。穏やかな日常生活が当り前のように過ぎ去っていく。平和ということが、どんなに大切なことか、家族、大切な人いつまでも幸福が続きますようにと描きました。一年一年、成長しお互いに助けあって、いろいろ...

鈴川 一文

響き ー竹と南天のセレナーデー

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具   何か聞こえますか? 何が聞こえますか? 弦の音ですか、それともピアノでしょうか? 音楽から情景が浮かぶ様に、この絵を観て「響」を感じてもらいたく取り組みました。

彦坂 トモヱ

里神楽(さとかぐら)

116.7×160.6cm 紙本、岩絵具・水干絵具   私の在所の近隣では「神楽」の催事が毎年行われている集落があります。かなり重い獅子頭を振りまわし、雄壮に舞う姿は、降臨した神の姿とも、神への感謝を捧げる結束した村人の姿ともみえます。厳かに華やかなその光景は凡庸な日常を送る山里の暮...

松岡 詩子

1/3 ノ 1/4

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具   1200年余り前の火山活動でできた火山岩が海食によって地上に現れた福井県の東尋坊。地質学的に極めて貴重で、高さ25mの岩壁が続くこれほどの規模をもつものは世界に三箇所だけであり、国の天然記念物に指定されている。その中でも様々な色彩を見せてくれる...

上田 由美子

烟 (尾道・向島)

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   写生旅行に尾道に行った。複雑な巒山や水道に囲まれた向島の造船所のドック運河・しまなみ海道の橋脚・家々が印象的であった。雨に烟る静かな風景の中に海に活きる人々の力強さが感じられた。今回も見たままを描くことに努めた。自分にとって...

石橋 昌美

夢見る

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   天王寺動物園で暮らすホッキョクグマの女の子「イッちゃん」がモデルです。夢を見ているようなお顔と柔らかい雰囲気を大切に描きました。動物さんは動くので写生が大変ですが、描けたらものすごく嬉しいですし、一生懸命生きている姿に感動し...

新本 純子

初秋の公園 ー金色の落ち葉ー

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具   初秋の午後の公園、散歩の道すがら手摺越しに下を覗くと、「あ、素敵な眺め」。イチョウの木の囲りに円を描きながら、ハラハラと落ちる金色の葉。午後の日を受けて、ベンチの陰が、私の大好きなイチョウの葉にうっすらと手を伸ばす。

藤田 幸子

「百鬼夜行絵巻」模写

33×747cm 美濃和紙、墨・天然岩絵の具・胡粉・水干絵具・雲母・膠、巻物1巻 京都大徳寺山内の塔頭・真珠庵、室町時代中期、土佐光信   一巻完成、天然岩絵具を使った彩色の学び、納得のいく卒業制作、が目標でした。この作品の独特の線描は繊細なのにリズミカルな二つの異なる性質を持っ...

大野 真依

「平家物語」 模写

34.0×136.0cm 薄美濃紙、岩絵具、額、鎌倉時代、作者不明   私は平家物語の中で、平忠盛が月の描かれている扇を忘れて置いてきてしまったが、その扇が誰の扇か問われても話さない女房の姿に忠盛はますます想いを深めていったというようなお話を描きました。お着物と庭の色合いに一目惚れし...

市川 美紀

黄昏の時 彩りから静寂へ

112.1×81.0cm、2枚 紙本、岩絵具・水干絵具   黄昏の美しい空は私に感動と癒しを与えてくれる。果てしなく広がる空のずっと向こうに、自由で温かい大きなエネルギーを感じる。今までも、これからも、いつでもそこにある空へ想いを込めて。

長澤 由紀子

私にとってのPrimavera(春) ーWATER DRESS & FLOWER DRESSー

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・インド藍・金箔・銀箔   YOGAの魚のポーズからイメージした。「双魚」という言葉には、送られてきた二匹の魚の腹から手紙が出てきた中国故事より「手紙」という意味がある。一つには水辺を、一つには地上の春の草花を、または太陽と月、長(と...

林 美香

朝凪の彩 (あさなぎのひかり)

233.4×90.9cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   母が育てたキュウリ。成長の様子と造形に魅了されました。猛暑が続いていた夏、日差しがまだ優しい朝のひととき、カマキリとバッタが「おはよう」と、キュウリの園で会話をしている風景です。遠くから、小鳥の声が聞こえています。

小畑 美千代

芭蕉、笑ふ ー芭蕉も、春ー

219.0×91.0cm 紙本、岩絵具・水干絵具・金箔・銀彩箔   入学した頃、相国寺で若冲の芭蕉図を観て初めて芭蕉の姿を知り、その姿に日本らしからぬ違和感を感じながらも惹付けられて何度か観に通った。そうして4年後、卒業を目指す年の春にばったり本物に出合う。芭蕉たちは風に揺れ、日々た...

水田 友子

祈り ー滝のご神体ー

162.1×112.1cm 高地麻紙・寒冷紗、岩絵具・水干絵具・墨・盛上胡粉・胡粉ジェッソ   高さ、水量ともに日本一の那智の滝にみとれて描きたいと思いました。遠方からみると高い所から勢いよく垂直に流れ落ちてくる。滝つぼに近づくと凄い勢いの流れに変化がある。滝の音や流れに見とれている...

若林 仁美

輝く瞬間

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・金箔   モデルになってくれた娘に、心から喜んでもらえる作品になれと願いながら、感謝の気持ちで輝きを表現してみました。

朝守 尚美

雀賛歌

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   ここで学ぶきっかけの一番である「すずめを描きたい、描けるようになりたい」という願いをこの作品に込めました。我が家に幸せを運んでくれた、一羽のすずめに想いを馳せながら・・・。

髙原 栄子

愛猫遊戯図 ー夏木陰・薄紅葉ー

91.0×91.0、2枚 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   「昼過ぎて戯れもなほ夏木陰」(栄子)。灼く様な日光も正午を過ぎると少しずつ日陰が生まれてくる。そうした炎暑の日陰で楽しく遊ぶ様子。「木洩れ日や、古刹の庭の薄紅葉」(黒滝志麻子・未黒野)。森閑とした寺の庭で、くつろぐ様子。2枚...

松澤 敬子

野に一本の樹と生まれ

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・墨   野に 一本の樹と生まれ  這う虫のくすぐったさも 夏草のさざめきも 結ぶ露のきらめきも 六花の仄白いつめたさも 朽ち逝く身には みななつかしい 怒りに叩かれた雨も 行く先を失い吹き荒れた風も 制御不能の灼熱の陽光も 悲嘆に凍てつく月光...

大久保 昌子

花鳥図

112.1×162.1cm 紙本、墨・水干絵具・岩絵具   課題で薔薇を描いた時、ゆうゆうと花びらが散る様を描きたいと思ったが、切り花では滅多に大きく開いたり散る事が無いと知り、薔薇園や公園に通った。早朝や夕方に行くと薔薇の棚にはいろいろな鳥が来て鳴き、写生ははかどらなかったが楽しい...

金内 秀子

父への思い ー野菜三尊ー

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   大地に種を蒔き、毎日毎日世話をする。その成長を心待ちにして、花が咲き実が成れば、収穫をする。農家人は、太陽や雨、風、又その仕事は、一週間、一ヶ月、一年の戦いでもある。そうやって野菜を慈しみ育てていく。この仕事をやってきた父へ...

畑 久美子

6月の声

97.0×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   四季おりおりの風情、心象風景を描きたいと思っている。若葉の5月を過ぎ、きらめく7月には早い、そんな6月の木々の緑と光と風の声を描いた。

清水 涌一

木魂

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   近所の公園に立つ楓の古木です。複雑怪奇に絡み合い大地を鷲掴みするかのような大迫力の根が印象的で描きました。そこには長き歳月を生きて来たこの木の命を支える「魂」が宿っているのです。

黒田 順子【学長賞】

残潮

112.1×193.9cm 紙本、岩絵具・水干絵具   白と黒の縞模様が見渡す限り広がる有明海。ここで毎日くり返される潮の満ち引き。潮が引いた砂浜では、生まれたばかりの小さな水たまりが、じっと日の出を待っている。取り残された一筋の水の帯は、その光が届く前にそっと砂浜に消えていく。数千...

土蔵 宏代

まどろみ

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   思い悩んでいる時にムクゲと出会い、写生をしました。最初は虫が怖くて写生が思うように進みませんでしたが、次第に私も植物や虫たちと一緒に生きているのだということに気付くと不思議な安心感を持って描き進めることができました。自然に見...

伊藤 舞

手の中の歴史

162.1×65.15cm、2枚 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・たこ糸・シーチング・胡粉ジェッソ   日本からオオカミが滅びて110年が過ぎるという。長い長い時間をかけて紡がれてきた糸の一つを切ってしまった人間は、これから先、気づかないままどれだけのものを壊し消してゆくのだろう。失った先で...

角田 秀三

春よ、来い

116.7×160.6cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   幹から枝の先々まで開花エネルギーが充満した枝ぶりに魅了され、満開になる前のつぼみをつけた桜を描きました。「もう準備は出来ているぞ。春よいつでも来い」と言わんばかりに立っている姿は、この後の満開の華やかな姿とは違った美しさを感...

平川 若代

最北の花

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具   花と風の浮島と呼ばれる礼文島は海抜ゼロメートルから高山植物が見られる。季節風に晒され厳しい気象条件のこの地に白い花を咲かせるレブンアツモリソウは、全高25cm程の礼文島の国有種であり絶滅危惧種でもある。少しでも多くの方にこの花を知ってもらい礼...

本田 元枝

街景

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・箔   いつの世も現在、過去、未来が廻っている。旅人となり見た、聞いた感動の一面を街景として表象。老いた今願う子供達の未来。安心安全夢いっぱいの街、街、街。念ずれば花ひらく日を信じて今日も旅人となり夢を追う。

森田 律子

「年中行事絵巻」巻三・蹴鞠 模写

45.3×209.5cm 薄美濃紙、岩絵具・水干絵具・墨・有機染料系絵具・金泥・膠、額装 田中家、江戸時代、住吉如慶・住吉具慶応   平安時代後期、白河院政期に絵師常盤源二光長が関わった年中行事絵巻であるが炎上焼失のため模写された。この蹴鞠は宮廷の人々に適したものとみえて多くの故実が...

村松 健二

ろじをぬけて

162.0×150.0cm 杉板、岩絵具・水干絵具・墨・砂   未知の路地を発見し、迷い込む。時間をかけて味わう。路地には他にない魅力がある。狭く長い路地にはたくさんの時間が積み重なり、風雨にさらされ人の生活のニオイや音やいろんなモノが染みこんで居心地の良い空間が形成される。やがて消...

大西 和美

蓮華 ―白・紅―

116.7×80.3cm、2枚 紙本、岩絵具・水干絵具   初夏の京都府立植物園。朝日を浴びて蓮の蕾が大きく開き始めました。日々変化する姿を追って、スケッチをしているうちに、無垢な美しさに魅了されていきました。飽くことなく眺め、心安らぐ時を楽しみました。紅白、鉢植えで描きました。

日當 優子

神色自若

145.4×116.7cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   歳を重ねれば人としての深さ、広さ、しなやかさに満たされてくると若い頃は思っていた。しかし現実には今も迷い、怒り、悔やむ私がいる。そんな未完成な私がこの樹と出会った。私が持たないものを全て宿して泰然と構える様に心を捉えられると...

清水 照夫

「判大納言絵巻」 模写

31.7×108.5cm 薄美濃紙、岩絵具・水干絵具、絵巻物 出光美術館、平安時代、常盤光長   堂々とした朱雀門と、驚き動きまわる人物との対比が面白かった。動きのある人物と、一人一人の顔が異なり、表情がリアルで、模写のやりがいがあった。作品を制作するのと違い、模写の着色は大変うすく...

田向 寛子

薫り

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   季節は初夏、太陽の光を一身に受け止める樹は地味な色で自然の洗礼により木肌はひび割れ、ごつごつと鎧をまとっている。しかし希望が宿っている。それは木の枝葉を剪定された切株から新しい芽を次々に伸ばして大地の根からも脇芽が次々に伸びてい...

濵松 綾子

水辺 ―神秘的な美の空間―

112.1×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具   蒼い水面に、ぽっかりと静かに浮ぶ睡蓮。自然界の風や、光の恩恵を受け、根を水中に力強く張り、一枚一枚の葉に心が通っているかの様に、お互が譲り合い重なって丸い輪を作り、艶やかな可憐な花を咲かせ、凛として、生命感溢れる睡蓮。そんな睡蓮...

永野 孝一

La Primavera ―春―

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   チューリップやクローバー、りんごや虫たちとともに、バイオリンを弾き、春の喜びを分かち合う温かくほのぼのとした情景を描いた。Il canto degl'uccelli (The song of the birds)

宇高 良彦

椿

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具   わが家の近くのヤブ椿を描きました。寒い2月の頃から赤い花が咲き始めます。色の少ないこの時期に、あでやかな色を放っているヤブ椿は、実に印象的です。5枚の花弁、筒状の花糸と黄色の葯、そして、濃緑でシンプルな葉をしたヤブ椿は可憐です。その魅力が、...

滝川 秀雄

切り株 ―静寂の中の自分の世界―

116.7×160.6cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   朝、参道の清々しい空気の中に、閑かにたたずむ神秘的な二股の切り株、生き延びようとして上へ上へと伸びていく緑の枝葉、それを照らすやさしい木漏れ日、木立の上でさえずる鳥たちの声、遠のいていく蝉のなき声、このような静寂の中で至福の...

小原 範子

大桜(おおざくら) ―醍醐桜・春花のとき―

162.0×162.0cm 紙本、岩絵具・水干絵具   山里に聳え立つ一本の桜の巨木、樹齢千年といわれるアズマヒガンの醍醐桜です。初めはその大きさに圧倒されていましたが、演習「木の写生」でスケッチをし、その後季節毎に何度も描きに行きました。そして花の時、大勢の花見客と一緒に近くで満開...

堀 美年子

それぞれに・・・

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・銀箔・金泥   <卒業>、社会という未知の世界へ少しの不安と胸いっぱいの夢を持ち、その可能性を信じてそれぞれの道を力強く歩き出す三人の女性=美しくキラキラ輝く文様、動かすとすぐに変ってしまう文様、はかなくてちょっと心を乱す不安感...

栗田 うらら

あたりまえという奇跡

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具   毎日見慣れている日常の光景。息子と娘達が何をするでもなくリビングでかたまってくつろいでいる。でも熊本地震の時思ったのです。あたりまえだと思っているこの平穏な日常は決してあたりまえではなく、きっとそれは奇跡のようなものなんだと。そんなあたり...

近藤 道子

雨中の想い

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・砂・ジェッソ   雨の中、軒下のロープに掛けてあるカッパがふと目についた。陸上競技大会が終って帰宅した子供が無造作にひっかけたものだ。カッパには大会に込めたその時の様子がそのまま形に残っているようで、私にさまざまな想いを起こさせ...

白木 頌子

海からの贈り物・流木

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   洲崎海岸で流木と出会い、木の存在感に圧倒された。流木に腰掛けると、流木との運命的な出会いと大自然の抒情的なものを感じ、大自然と砂粒に永遠を感じた瞬間を、人物の背景として描きたいと思いました。また実家を受け継ぐ気持ちを、祖母の1...

岡本 弘二

今この刻 ー森羅万象は無常なりー

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・銀箔・ホワイトオペークフレーク   今この刻はもう過去。宇宙の万物は無常である。しかし、それでも、松は冬でも葉が青々としている。門松、松の内。富士は壮大。日本一の山。初夢は一富士。梟は不苦労。満月と月光。パワー充満。ブルームーン...

山科 美恵子

千年の今

162.1×130.3cm 紙本、岩絵具・水干絵具・箔   2016年6月、樹齢千年程の土湯の黒杉に出会った。最上川峡谷にしっかり根を張っている。眼下に最上川、背後に巨木の土湯杉群(山ノ内杉、神代杉とも)。生命の神秘に圧倒された。土湯の黒杉は、上部を八方に広げ、悠然と千年を生きている。多彩...

橋本 篤

龍を治むる ー芥川と太宰、二人の天才へおくるー

130.3×162.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   私の敬愛する作家である芥川と太宰を題材として双龍図を描きました。白龍が芥川、黒龍が太宰であります。芥川は芸術の為の芸術を探求し続けた作家で、太宰はその姿勢に感銘を受け、彼の道を追いかけた作家の一人です。白龍の視線はただ真っ直...

岡安 俊明【学長奨励賞】

夢は枯野

116.7×181.8cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・鉛筆・パステル   "枯れススキ"というと、うらぶれ感いっぱいだが、風雪を経てなお耐えて立つススキの穂は漂白され、早春に銀色に輝いてみえる。タイトルは、ススキ野、萱の原、荒野、枯野・・・・・・ふと松尾芭蕉の病中吟が浮かび、その一節とした...

増田 舞子

片思い

162.1×112.1cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   切ないけれどあたたかい片思いの記憶は、弱い心を優しく受け入れる。穏やかに眠り、明日も前向きでいられますように。

佐竹 裕子

伊勢物語

168.5×165.4cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨・箔   日本画をはじめたきっかけとなった緑青の絵の具と箔を使用し、日本画の良さをわかりやすく伝えられるような作品を作りたいと思い制作をしました。伊勢物語より数場面を描いて平安時代の様子を現代に伝えられるその場面にタイムスリップを...

石井 德惠

果報者 ―過去・現在・未来―

160.6×116.7cm 紙本、岩絵具・水干絵具・墨   鳥が運んで来た種からなったのでしょうか。路肩の砂利に健気に立っている野葡萄の木、その撓な秋の実りを享受するのは鳥の群れでした。写生を始め、屡々自然の色と造形の妙に心を奪われました。動物、植物、鉱物など、形あるものや無いものが...