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2015年度 卒業制作・卒業研究 作品・論文集

卒業制作展・卒業生に寄せるメッセージ

卒業制作展

■会期
 2016年3月13日(日)~3月20日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで)
■会場
 京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 人間館、ギャルリ・オーブ、芸術館
■コース別出展者数
 芸術学コース28名、歴史遺産コース19名、文芸コース18名、
 和の伝統文化コース19名、日本画コース52名、洋画コース25名、
 陶芸コース16名、染織コース21名、写真コース22名、
 情報デザインコース31名、建築デザインコース48名、
 ランドスケープデザインコース22名、空間演出デザインコース22名、
 芸術教養学科27名

卒業生に寄せるメッセージ

「2015年度卒業および修了のゴールを迎えた皆さんへ」
京都造形芸術大学学長 尾池 和夫


「社会人にとって学びやすい学習体制。幅広い分野の資格をラインナップ。熱のこもった丁寧な指導。京都・東京2つのキャンパス。通信制のかなめ、丁寧な添削。京都が教科書。距離をこえた、学習サポート。インターネットの学習だけで卒業OK。Web学習でさらに充実」と今、京都造形芸術大学芸術学部通信教育部のウェブサイトにあって、皆さんの後輩を募集しています。皆さんはそのような通信教育部のコースを選び、みごとに学部卒業あるいは大学院修了という地点にたどり着きました。大学院・学部合同の卒業・修了制作展の開催、また『卒業制作・卒業研究 作品論文集(学部)』の発行という、皆さんのゴールを飾る時期を迎えられました。
 晴れてこのゴールにたどり着いた喜びを、今、皆さんはかみしめながら、そこに至る人生を振り返っておられることでしょう。ご家族の支援、みずからの苦労とさまざまの工夫、時間のやりくり、制作のための場所と資材の確保、会心の作を完成するまでの試行錯誤、きりがないほどの言葉がそこに浮かび上がってくることと思います。
 科学と技術と芸術の分野の特徴と役割を私はいつも考えています。自然科学は、ひたすら自然を観察して分析し、社会科学は、ひたすら人類を見つめています。芸術家は、ひたすら、この世界にただ一つしか存在しない作品を残すために研鑽を重ねます。科学や技術の分野では、誰かがかならず同じ理論に近づく仕事をしますが、芸術家の作品は、その人でなければできないという絶対的な特徴を持っています。例えば、アインシュタインがいなかったとしても、誰かが相対性理論を発見したことでしょうが、ピカソの『ゲルニカ』はピカソがいなかったら生まれないのです。皆さんの目指す芸術の世界の、何事にも代えられないすばらしさが、そこにあるのです。
 現在の通信教育部のアドミッション・ポリシーには、「それぞれの生きる場にありながら他者と協力して問題を考え」「地域、年齢、職業を超えた交流を積極的に推進」「柔軟な思考で未来を切り開く意欲」「人類の芸術遺産とそれに関わる学術的営みに敬虔であり、かつ文化芸術の当事者たらんとする意志を備え」というような言葉が並んでいます。皆さんが学習してこられた過程の中で、大学もさまざまのことを学習して成長していくのです。
 卒業あるいは修了制作の中で、また卒業論文を執筆する中で、卒業し、修了された後の人生のデザインが、今しっかりとできていることと思います。これから、「藝術立国」の精神を身につけた社会人として、世界のさまざまの場所での、皆さんのますますのご活躍を期待しています。
 また、京都造形芸術大学通信教育部サイバーキャンパスのウェブサイトには、2004年度以来の、制作者本人の掲載許諾が得られた卒業制作作品・卒業研究論文(要約)があります。皆さんもぜひそこに作品を残していただくとともに、本学の出身者として、後進へのご支援もよろしくお願いして、2015年度の学部卒業および大学院修了のお祝いの言葉といたします。



「心地良い残像」
京都造形芸術大学通信教育部長 上田 篤


皆さんの大切な節目を祝う春がやってきました。
ご卒業・修了、おめでとうございます。

仕事や家庭を抱えながらの入学という大きな決断から始まったこの学び。
時には社会人ゆえの幾多の苦難を乗り越え、
志を同じくする仲間との切磋琢磨を重ねながら、
一人ひとりがしっかりと渾身の成果を手にしましたね。
その皆さんの偉大な挑戦に心から敬意を表し、ともに喜び合いたいと思います。

皆さんの奮闘が実を結び、ここに並んだ作品・論文。
その全てが美しく、そして、本当に誇らしい。
実に煌びやかに我々を魅了し、この眼に焼き付いてきます。
その残像は我々にとっても永遠の宝物です。
我々もこの心地良い残像を力に、
皆さんの後に続く「芸術する心」を育む場であり続けるとともに、
ここで得た芸術的創造の喜びを胸に旅立つ皆さんを見守りながら、
いつでも凱旋を迎える温かい通信教育部であり続けることを約束します。

だから安心して自信を持って次の一歩を踏み出してください。
皆さんの今後の活躍から放たれる新たな残像が届く瞬間を心待ちにしています。

豊かに、刺激的に、そして何より美容と健康に気を付けて、
これからの人生を存分に謳歌されることを願っています。