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大日方 明美

風信 ―光と風が織りなす世界―

着物  絹/天然染料、平織・絣光と風を全身にまといたいと云う思いから、着物の形態とした。季節の訪れを、光と風が知らせてくれる。光の粒がキラキラと降り注ぎ、風がゆったりと身体を通り抜けてゆく。経絣によって光を、緯絣によって風を表し、空気感を表現することを目指した。

遠藤 依子

水の詩(うた)

185.5×117cm  綿/反応染料、型染常に流れ続ける澄んだ水の中でしか育っていけない水草のミシマバイカモ。梅の花びらに似ていることから名づけられた。生活環境の変化によって一度は絶滅したこの花が昔の姿をとり戻していくことはとりもなおさずきれいな水の復活に他ならないことだと思う。...

山下 恵子

emergence

22×180×180cm  ポリエステル、オリジナルテクニック密集した半透明の球体は互いに干渉することで新たな球体を生みだし増殖していく。僅かな隙間をも覆っていくその繋がりは泡のように消えゆく危うさを内包しながらも静かにゆっくりと全体のフォルムを変えながら広がり続ける。

柳平 貴子

乙女キクザクラ ―はかなきもの―

着物  絹/天然染料、平織・絣一輪の花に百枚以上の花びらをつけ白く咲く。世界に一つだけの可憐なサクラはやがてピンクへと色変し、見上げる人々の足もとを彩る。さし込む光を経絣で、桜色を漬け染めのぼかしで表現した。

瀬下 光枝

桜島

90×180cm  綿/反応染料、型染朝晩、目の前に佇む桜島。時間ごとにその風貌は変化してみえる。時として自分の気持をも反映して変化するかの様な桜島。それを自分なりに捉えて染めて私の桜島にした。

西本 弘子

シャルトル大聖堂 ―旅愁―

215×143cm  羊毛・麻/酸性染料、綴織フランスを旅した時に、ふと思いついて訪れたパリにほど近いシャルトルの街。おとぎ話に出てきそうな街並みに、その中央の小高いところにそびえ立つ大聖堂。時代を越えて人々が大切に受け継いできた物がそこにあった。その厳かさと心を捉えた感動を表現...

須貝 百合

Tokyo sky

着物  絹/天然染料、絣東京の空はグレーがかっていて、狭くて小さい。でもグレーの向こうに澄みきった青があり、無数の光が広がっている。その色が垣間見えるとき、幸せな気持ちになる。私は小さな幸せの光を探しながら、毎日ビルの間の空を見上げている。

岡本 美和子

まほろば

着物  絹/天然染料、絣・平織・すくい織奈良の薬師寺を訪ねた折、薬師三尊像の傍らに揚げられた幡を見てイメージした作品。まず、「倭は国のまほろば」という言葉が浮かび、その後に続く「たたなづく青垣 山隠れる倭しうるはし」という古事記の歌を、グラデーションの変化で表し、幾重にも...

園田 洋子

浄化やがて解放へ

230×80cm  羊毛・綿・麻・ワイヤー・絹布/酸性染料・直接染料、綴織人は悩み感情が絡んで苦しむ。それが時には澱みのようになるけれど、その状況に留まらず生きていくことで心は浄化され、自分自身の力で精神の解放へ向かうことができる。そんな人の力強さを表現したいと思いました。

山本 喜久子

花ひらく北の湿原

着物  絹/天然染料、絣北海道ニセコにある目国内岳(メクンナイダケ)の奥のパンケメクンナイ湿原を訪れた時の感動を表現しました。早朝のあけぼの色のなかに咲いていた山野草や水草、湿原の中をゆったり流れていた小さな川を思い出します。糸で絵を描く気持で染め、織り、着物にしました。...

塚原 千安紀

140×176cm  綿・絹/反応染料・酸性染料、型染・絞り染毎朝通る柳通り。気がつけば風に揺れる柳を眺めながら歩いていた。それはサラサラと涼しげだったり、ザワザワと迫力があったりと表情豊かだ。そんな柳を表現したいと思った。

小松 惠美子

花様式

102×102cm  麻・レーヨン・綿/直接染料、綴織2年前に訪れたウィーンの奉納聖堂は、祭壇前の床に印象的なタイルが敷かれていました。その模様と色を織で表現してみたいと思いました。基本の形はそのままにアレンジし、四枚のタピストリーの中心に一枚ずつ桜、スミレ、ガクアジサイ、藤の四種...

堀口 なおみ

朝焼けの斜里岳

95×174cm  綿・麻・レーヨン/直接染料、組織織斜里岳は、知床半島の基部にある円錐形火山でアイヌ人の信仰の山である。小清水町の友人の別荘から見た山容はゆったりと美しく、北の大地の広さと相俟ってとても感動した思い出がある。本作品は、朝焼け空の茜色、山の暗褐色や灰白色と雪の白色...

満田 由美子

月夜に ―Licht im Schatten ? Schatten im Licht―

着物  絹/酸性染料・天然染料、絣月明かりは見慣れた光景を一変させる。ひとつの葉叢が、かすかに青い光に照らされてぼうっと浮かび上がるところと黒々と陰に沈むところに分かれる。ほの明るい空気は陰を含み、暗がりはかすかな光を孕む。その不思議な様を経緯絣で表現したいと考えた。

石村 典子

手を染める

364×146cm  綿/反応染料、型染人間はこれまでいったいどれだけの事物に手を染めてきたのだろうか。戦争や内戦、犯罪やテロ、核ミサイルや地雷、人種差別や宗教差別、飢餓に搾取、環境破壊に遺伝子組換えなど、人はいつの間にか様々なことに手を染めてきた。そしてこれから先も手を染めつづ...

谷津 登喜子

伸びる

109×150cm  羊毛・麻/酸性染料、綴織春になると木々の若芽が顔を出し、宙に向かってぐんぐん伸びていきます。その生き生きとしたエネルギーと、それを支えている古い葉たちの力強さを、深い緑と明るい黄緑のグラデーションにのせて、綴織で表現しました。

吉尾 淑子

薄暮の風景 ―光を織る―

140×100cm  綿・絹・羊毛・麻/直接染料・酸性染料、綴織何時も眺めている街の灯り。かねてからこの暗闇に浮かぶ光を織りで表現したいと思っていた。

佐伯 佳子

96×150cm  毛・レーヨン・麻/酸性染料・直接染料、綴織雪国の窓に観る霜の結晶模様の美しさはかなさに魅せられ、これを作品に残そうと思い、綴のタピストリーにした。

有益 洋子

Climb-clip

120×136cm・170×136cm  綿/反応染料、型染Climbing―それは私が一番夢中になれること。岩場をリードで登る。clipは緊張の一瞬だ。clipとは、自分のハーネスに結んだロープを、岩に打ちつけられているボルトにかけたヌンチャクや、岩の割れ目にセットしたギアに掛けること。その場面を、クラ...

安部 里香

うねり挑発するもの 寄り添いふくらむもの

300×290cm  絹/植物染料・酸性染料、縫取織・絣縫取織と経絣という技法の融合と関係性を対のタピスリーで表現した。前者は織りながら機の上で柄を描き、後者は糸の段階で柄を染めておく技法である。両者はキャラクターの異なる技法だと考えられる。一方のタピスリーは経絣を挑発するように...