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2013年度 卒業制作・卒業研究 作品・論文集

卒業制作展・卒業生に寄せるメッセージ

卒業制作展

■会期
 2014年3月9日(日)~3月16日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで)
■会場
 京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 人間館、ギャルリ・オーブ、芸術館
■コース別出展者数
 芸術学コース41名、歴史遺産コース35名、文芸コース32名、
 和の伝統文化コース7名、日本画コース53名、洋画コース42名、
 陶芸コース29名、染織コース37名、写真コース17名、
 アニメーションコース7名、情報デザインコース16名、
 建築デザインコース52名、ランドスケープデザインコース20名、
 空間演出デザインコース19名

卒業生に寄せるメッセージ

「2013年度卒業・修了のゴールを迎えた皆さんへ」
京都造形芸術大学学長 尾池 和夫


 「18歳から94歳、藝術と通信する社会人がいる」と、京都造形芸術大学芸術学部通信教育部のウェブサイトの第1ページにあります。皆さんはそのコースを選び、みごとに学部卒業あるいは大学院修了というゴールを目前とする地点にたどり着きました。大学院・学部合同の卒業・修了制作展の開催、また『卒業制作・卒業研究 作品・論文集』の発行という、皆さんのゴールを飾る時期を迎えたのです。
 晴れてこのゴールにたどり着いた喜びを、今、皆さんはかみしめながら、そこに至る人生を振り返っておられることでしょう。ご家族の支援、みずからの苦労とさまざまな工夫、時間のやりくり、制作のための場所と資材の確保、会心の作を完成するまでの試行錯誤、きりがないほどの言葉がそこに浮かび上がることと思います。
 科学と技術と芸術の分野の特徴と役割を私はいつも考えています。自然科学は、ひたすら自然を観察して分析し、社会科学は、ひたすら人類を見つめています。芸術家は、ひたすら、ただ一つしかない作品を残すために研鑽を重ねます。科学や技術の分野では、誰かがかならず同じ理論に近づく仕事をしますが、芸術家の作品は、その人でなければできないという特徴を持っています。アインシュタインがいなかったとしても、誰かが相対性理論を発見しますが、ピカソの『ゲルニカ』はピカソがいなかったら生まれないのです。皆さんの目指す芸術の世界のすばらしさがそこにあるのです。
 現在の通信教育部のアドミッション・ポリシーには、「それぞれの生きる場にありながら他者と協力して問題を考え」「地域、年齢、職業を超えた交流を積極的に推進」「柔軟な思考で未来を切り開く意欲」「文化芸術の当事者たらんとする意志を備え」というような言葉が並んでいます。皆さんが学習して来られた過程の中で、大学もさまざまのことを学習して成長していくのです。
 卒業あるいは修了制作の中で、また卒業論文を執筆する中で、卒業し、修了された後の人生のデザインが、今しっかりとできていることと思います。これから、「藝術立国」の精神を身につけた社会人として、ますますのご活躍を期待します。
 また、京都造形芸術大学通信教育部サイバーキャンパスのウェブサイトには、2004年度以来の、制作者本人の掲載許諾が得られた卒業制作作品・卒業研究論文(要約)があります。皆さんもぜひそこに作品を残していただくとともに、本学の出身者として後進へのご支援も、よろしくお願いします。



「力強く 不揃いながら 美しく」
京都造形芸術大学通信教育部長 上田 篤


つい先日までの寒さや緊張感はどこへやら。
今年も皆さんの晴れやかな笑顔満開の春がやってきました。
卒業・修了という大きな花を咲かせるに至った
皆さんの「芸術する心」の成果と挑戦に
心から敬意を表し、ともに喜び合いたいと思います。

ここにある作品・論文のすべてが、
実に清々しくも深みのある表情で我々を惹き込みます。
背景は異なりながらも志を同じくする仲間とともに
仕事や家事という社会人ゆえの苦難を乗り越えてきましたね。
その渾身の成果だからこそ、ひとつひとつがとても力強く
見事なまでに不揃いで個性豊かな味わいを持ち、
それらが紡がれ編み込まれた美しさに心から感動を覚えます。
多地域多世代における芸術的創造という
通信教育部の希求する未来がここに詰まっているのですから。

皆さんの次の挑戦が楽しみでなりません。
卒業生ひとりひとりの活動が藝術立国そのものなのです。
全国各地でのご活躍の知らせを心待ちにしていますね。

これからの人生を存分に謳歌されることを願っています。
豊かに。刺激的に。そして何より健康に。