airUキャンパス

airUマイページ

竹政 節子

野辺に咲く

97.0×162.1cm  紙本、岩絵具散歩の道すがら、折々目にする野の花に魅かれ、初めて本画として制作しました。初夏から夏へと咲き続ける花々は生気に溢れています。蝶やバッタにとってはサンクチュアリとなっているのでしょう。

国府 晋次

無常

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具・水干絵具5月下旬の山形県鳥海山麓。朝日が上って間もない小さな湿原で、草の先端にびっしりと付いた露が逆光に輝いていた。やがて消えてしまう露。常に形や色を変化させ、刻々と移ろう自然の光景に美を感じた。

亀井 豊子

北野天神縁起模写

紙本、岩絵具他、屏風、京都 北野天満宮所蔵、十三世紀初頭絵の中の流刑されゆく舟の場面、燃え上る紅蓮の炎、どの場面も色彩の美しさ、雄大さに圧倒されました。選んだ第五紙の御所車の前の男子が、突然うしが走り出したのか靴を片方だけで綱を引く様を見る表情が何ともユーモアあふれる描写...

大村 淑子

「国宝源氏物語絵巻」―(柏木三・橋姫)―現状模写

楮紙、岩絵具他、屏風他、徳川美術館所蔵、平安時代後期12世紀前半の宮廷サロンで制作されたと考えられ、詞は絵と別の料紙に書かれた後に繋いである。詞書料紙の銀箔は自然に酸化黒変させることにした。絵は顔料の皺と剥落が著しく九百年の時の流れを実感した。絵巻の科学的調査と復元模写も参...

佐々木 知子

早春の朝 −旧東欧にて、夜明けのながめ―

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具卒業までに7年かかりました。どなたの人生にも起伏がありますように、私にもこの7年は非常なる事態でした。春の早朝、明るい陽が横から映え、うれしくなるような朝でした。三月初め、まだ冷たい風が吹きますが、光は春を伝えてくれました。東欧の発展はまだ始ま...

大塚 節子

ココロ ノ オク

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨車の往来の激しい幹線道路の路肩に三段程の下り階段があり、行くと、お地蔵様と石の御神体の多数並んだこの空間が広がる。大きな楠に包まれ、すっぽりと非日常空間がある不思議。いつもきれいに花と水が供えられている。供える人の思いを想像しな...

竹内 邦子

記憶の情景

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具幼い頃から祖母の家の池のほとりに佇むと不思議と心が穏やかになったものだ。山並や移り行く雲をぼんやり眺めているとほっとする空間が広がる。時を経てもあまり変化のないここは、今も私の癒しの場所である。風景画など苦手な私にとってここを描こうとするのは...

青木 養子

吉野山行

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨その昔、吉野山の桜は他の土地の桜と違い、遊楽の対象となる世俗的なものではなく、死者に対しての手向けの花であった。ゆえに美しく咲き誇り、散って吹き寄せられた花びらにもあわれを感じるのである。舞い散る桜は男に在りし日の女の幻影を見せ...

忠 真奈美

大空に向かって ―立ち葵―

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具初夏の陽射しをいっぱいに受け、たくましく花を咲かせる立葵に心惹かれる。上へ上へと背丈を伸ばし、下から上へと次々に美しい大輪の花を咲かせる様は、てっぺんの最後の花が咲き終えても尚咲かんとする生命力を感じさせる。

清水 照子

私の観音様

116.7×160.6cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨・箔観音様は昔から人々を苦悩から救うとして厚い信仰を集め、仏教的な慈悲の象徴である。そんな観音様に日本人の心のよりどころである桜を配し、すべての人々が幸せにと祈った。

亀山 春

紫 しおん 苑

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具本作品のモチーフは敗戦後紫草が自生していた地に設立されたK.大学キャンパスの桜の樹である。きびしい改革の波にも耐え根付いている。ここに集い来た若人の熱き心、真実を見分ける目、自信に満ちた笑顔で宙(そら)に向かって飛躍していく姿をこの作...

梶本 好輝

草木国土悉皆成仏

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・金箔・銀箔私は 被爆者二世である。父は学徒出陣で広島に赴任中に被爆した。我国は広島、長崎、第五福竜丸と3回も原水爆の犠牲になっている。そして一昨年福島原発の事故を自ら引き起こしている。人類は、まだ原子力を自在に扱うレベルにはなっていない。まし...

佐藤 未奈子

仲秋の空

112.1×162.1cm  紙本、岩絵具気持ちが落ち込んでいる時にこの空を見た。雲の切れ間から覗く闇に不安を覚え、今の心境と重なって絵に残したいと思った。不安な気持ちも絵にすることで不思議と元気が湧いてくる。

西村 知惠子

羊群

112.0×162.0cm  紙本、岩絵具平尾台は山口県の秋吉台とならぶ日本有数のカルスト台地で、石灰岩が羊の群れのように見える羊群原など、独特な地形をもつ。子供たちが幼い頃、家族とハイキングに来た楽しい思い出の場所である。

工藤 英子

コタンのしらべ

116.7×181.8cm  紙本、岩絵具・墨・銀箔湖岬に立つ乙女が奏でているのは、アイヌ民族の「トンコリ」という弦楽器で、形は人形をあらわし、出てくる音色は言霊であるという。トンコリの音色が森や湖への感謝の言霊となり、静かにやさしく鳴り響いている。

山端 るみ子

ガジュマル(榕樹) ―樹根の力強さと気根の造形美―

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨ガジュマル(榕樹)は、クワ科の常緑高木。広く熱帯・亜熱帯に産する。公園樹・並木、垣根、防風樹、観葉植物等に用いられる。沖縄本島では「ガジマル」宮古島では「ガジマギー」八重山石垣では「ガザムネー」と言っている。制作に当たっては、樹...

細川 宜臣

鼓動

162.1×130.3cm  ビニロンキャンバス、岩絵具・水干絵具自分の祖父の心臓には機械が入っていて小学生の頃に祖父の胸に耳を当てて聞いたその鼓動は心地よく落ち着くリズムでした。自分が命の鼓動をはじめて意識した瞬間でした。

正村 久江

立夏 耳成山

112.1×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具耳成山は奈良大和三山の香具山、畝傍山を左右に甘樫の丘や藤原京跡地等に囲まれた歴史に包まれた場所にある。この穏やかで静かな地を訪ねると、いつも心がなごむ。ゆったりとしてなだらかな耳成山の姿は美しい。立夏の頃の草地は目映い緑であふれ、若...

大岡 寛子

世界のはじまりに

181.8×116.7cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨海に強く惹かれます。普段は見ることができない太古からの生命の謎の宝庫に、私は沈んでいきたいのかもしれません。

木田 睦子

スマホとリモコン

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨・新聞紙・盛上チャンネルは「まわす」時代に育った父。ワープロやフロッピーの製造廃止を本気で嘆き、今ひとつデジタルの波に乗りきれていない。かたや新しい機械を難なく使いこなし、波に乗りまくる息子。混じり合うことのなさそうなふたつの世...

合田 有里

群生

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨梅雨の時期に咲く、淡い色の花菖蒲がとても美しいと感じました。画面いっぱいに花菖蒲が群がっている光景を作品にしてみたいと思い、一つ一つの花に思いを込めて描いていきたいと思いました。

小塩 悦子

希望 ―バラと少女とことり―

162.0×162.0cm  紙本、岩絵具・水干絵具・金泥・金砂子長年娘の可愛がっていたセキセイインコが亡くなった。大空高く舞い上がった姿が思い浮かび、楽しかった思い出を残してくれた。悲しみよりも、希望の青い鳥になったことを教えてくれた。生きているものはいつか旅立つけれど、残された人...

鈴木 なつ江

白夏の街

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具全体を淡い白い色で纏めようと思い、それに近い絵具を集めました。下塗りを終えた段階で、大丈夫かなと自分に対する不安が出てきて、なかなか筆が進まない。イメージを追いながら白に近い色カードを作り、絵の上に並べてみて、少しやる気が出た。花も独特な個性...

大橋 弘美

蘭陵王

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨・金箔・赤貝箔・アルミ箔2009年、伊勢神宮春の神楽祭で「蘭陵王」を最前列で観る機会に恵まれた。中国北斉の蘭陵王長恭は容姿が美しい為、龍のいかめしい仮面を着けて戦場に臨み、周の大軍を破った。私は神楽の中で最もカラフルで美しい裲襠装束...

飯塚 英範

一粒の麦 ―復活―

116.7×181.8cm  ビニロンキャンバス、岩絵具一粒の麦は、聖書ヨハネの福音書12章24節(一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結ぶ)による。東北大津波で被災した田は、大きくひび割れていた。しかし、その田に麦の種が蒔かれ、根が...

竹ノ下 ひさえ

蝉曼荼羅

162.0×162.0cm  紙本、岩絵具一匹の蝉の抜け殻は私に輪廻転生を気付かせてくれた。仏様が並ぶ曼荼羅とは違う独自の蝉曼荼羅である。やがては土に還る107匹と誕生の瞬間の一匹の108匹を配置。抜け殻の多くは美形を残すが、ぱっくり背中が破け難産を想起させる殻もある。無の抜け殻。7年土中で...

川口 千賀子

風の子

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具・水干絵具京都市動物園には8月から通い始めた。黄金色の丸い目をしたワオキツネザルはマダガスカル島に棲むという。白と黒の縞模様の長い尻尾と甘いグレイの背中は神秘的である。普段はガラス張りの部屋の中に居ることが多いが、秋のある日、園舎の横に続く庭で...

梶田 幸惠

ヤマトタケル東征絵巻 ―焼津火攻めの変―

42.0×300.0cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨『古事記』が編纂されて千三百年経つ。日本最古の物語の面白さを伝えたいと思い、わたしは四十年前から絵本を作ってきた。ヤマトタケルの話は場面展開がドラマチックで絵巻物三巻で表わす構想を練った。今回発表するのは焼津で火攻めにあった場面で...

尾畑 美智子

還りゆく季(とき) ―楓(フウ)の木との語らい―

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具紅葉がなぜあれだけ鮮やかで美しいのか、科学的な理由は未だわかっていないというが、その紅(あか)が来春の新芽を紫外線から守っているという説を聞いて胸を衝かれた。紅葉は、今この季、せいいっぱいいのちを輝かせ、やがて土に還り、次のいのちを育む。育み...

服部 澄子

Fantasia Violoncello

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨・岩料ベース子育てそして巣立ち。家族との日々のくらしの中で、自分を見失いそうになった時私を支え活力を与えてきた大好きなチェロを描いた。愛用のチェロは幾世代もの人々によって奏でられ、今私のもとにある。音色だけでなくその姿も、ほんの...

渡辺 文子

出発

181.8×116.7cm  紙本、岩絵具チマ・チョゴリを着た人をデッサンする機会を得、韓国に興味をもちました。カラフルな色彩を描いてみようと思い、韓国伝統の朝鮮時代の家具、華角(牛の角に描いた絵を貽りつけたもの)でできた簞笥を背景にしました。晴れの日の衣装を身につけた女性を配し、人...

東 摂子

冬のはじめ

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具春に美しい花々で木を覆う桜、夏に瑞々しい葉を繁らせ緑陰を作る桜、秋にはその葉を黄から赤の色の組合せに染め分ける。冬を迎える今、養分に変えるため葉を落とし、枝には硬く武装した蕾をつけて春を待つ。自然の理路整然とした移り変りの中に見せてくれる様々...

岩崎 弘典

一願不動

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具・金箔当尾は京都府最南端にあり一帯は花崗岩の岩石が豊かで古代〜中世に彫られた石仏、磨崖仏が多数存在している。岩船寺近くに八百年前に彫られた「一願不動」と呼ばれる不動明王立像がある。風雨にさらされて苔生し、姿形は細部がぼやけ巨岩と一体になった像...

横手 和世

葉月の水度神社

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨参道から石段を上がっていくと水度神社の歴史の重みと温かさが伝わってくる。愛犬をつれて今日もお散歩。葉月のからっとした空気の広がりを出したい。空と木立の表現がうまくいけば水度神社が引き立ってくるのではないだろうか。神社の寂びた感じ...

井川 敏一

能勢電鉄鼓滝鉄橋

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具兵庫県川西市の中心部に近い所に、このような所があります。近くを通るたびに、「絵を描きたいなあ」と思ってきました。写生をしたのは5月の上旬で、セイヨウカラシナの黄色い花がまだ咲いていました。この川のすぐそばに、約百年前にあった大洪水の石碑が建って...

三又 耕三

岩淵

116.7×182.0cm  紙本、岩絵具あっ、何という目を疑うような美の発見! 渓流にそって闇の中で無造作に群をなす岩石、そこに一線の陽光が差し込んでその姿が水面に映し出されている。どこまでも透明、すべてが水面に吸いこまれてしまいそうな闇の美しい世界を織り成している。一瞬の美水鏡で...

南 多美子

幻の蓮 ―朝霞の中、息づく―

112.1×162.1cm  紙本、岩絵具「蓮の花を愛でる」という新聞記事にそそられ、京都府弥栄町野間の地に向かった。実物の蓮に遭遇したのは初めてだった。山間の朝霞の中、息づく蓮の神秘さと淡い花の色に思わず感嘆の声をあげた。その蓮は、京都の地下より出てきた種である事は確かであるが、種...

藤掛 幸枝

刻(とき) ―夕やみ前―

162.1×112.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨季節は、秋。太陽が西の山の向こうに隠れた直後の山際に残る明るさと、西の空に映えるプリズムのような夕映えは、妙なる景色です。清少納言は、「枕草子」で秋は夕ぐれといっていますが、実際の秋の夕景は一際美しく、古の歌人と同じ風景を見て感...

水越 京子

わが山里 ―田植えのころ―

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具澄んだ空気・清らかな水と豊かな自然のあるこの地を終の棲家として選び、街から移り住んで迎える3回目の季節である。山懐にあるこの山里は、多くの木々に囲まれ四季それぞれに趣がある。とりわけ若葉萌え出る頃は、生命の躍動が感じられ最も好きな季節である。こ...

水田 恭子

「平家物語絵巻」巻二下巻十八紙・十九紙(部分)模写

楮紙、岩絵具他、額装、林原美術館所蔵、江戸時代前期この絵巻(全36巻=12巻各上・中・下)は、『平家物語』全文が絵巻化された作品である。絵、詞書ともに綿密な作りになっている。その中で、自然や建物、人物など多くの表現要素が集まっているこの場面を選択した。引かれた線一本一本、置か...

佐々木 将成

ひとやすみ

130.3×162.1cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨見る人をほっとさせるような優しい雰囲気を描きました。

伊藤 登

162.1×130.3cm  紙本、岩絵具・水干絵具・墨・金箔・銀箔海の魅力は豊饒にある。広く、深く、大容量である。海は恵みをもたらしている。海岸をひたひたとしている水は心に潤いをもたらせる。が、この豊かさと優しさで人を包んでいる海は、突然に凶暴な破壊者にもなるのである。そんな摩訶不...

居阪 みき代

そこに・・・

116.7×160.6cm  紙本、岩絵具・銀箔登場した花・貝・化石。それぞれが生きた時間はいかばかりか。自然の経過に時の流れを気づかされる。今も在る出合った好きなモノたちと会話ができたのであろうか。