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2011年度 卒業制作・卒業研究 作品・論文集

2011年度 建築デザインコース

吉川 信子

交流の場としての建築 ―高齢者を園芸によって元気にする施設―

  21世紀の公共の建築物は、“快適さ”を最優先にして設計したい。人との交流、自然との交流が高齢者を元気にする。これらの交流をスムーズに行うために、“園芸”を取り入れ、緑溢れる施設をつくる。水、緑、光、風、土…自然に接する事により、人はやさしくなれる。戦いを終えた高齢者には“癒し...

田中 美加子

ゆらぎの空間 ―都市型集合住宅におけるコミュニティの創造―

  1世帯あたりの人数が少なくなっている現代において、地域や家族以外の人との関わりを持つ事は生活の上で重要であると考える。各自のプライバシーを守りながらも、互いに助け合えるような、つながりをもてる集合住宅。傾く壁が作る新たな空間は、人と人とを繋ぐコミュニティの場となる。

丸山 良夫

遊びの本・新たなつながり

  塾や習い事でまとまった遊び時間がとれない子どもが増えた。それでも、登下校や塾前に立ち寄れる遊べる図書館があれば気分転換できないか。そこには、伝承・路地裏や丘でのものなど様々な遊びの本がある。興味が沸いた本と友だちや地域の人との会話から、楽しい遊びが生まれるかも知れない...

堀本 珠美

NAKANOSHIMA ART LIFE PROJECT ―L字キューブから建築へ―

  国立国際美術館などアートプロジェクトの進むこの街に、子供から大人までが利用できる、地域に開かれた施設として、京都造形芸術大学/こども芸術大学の姉妹校を計画する。オフィスビルに囲まれた敷地であることからキューブをL字形として、様々に組み合わせたボリュームの造形となっている...

田代 晶三

高齢者施設「力」想案

  施設に開放的場を設け地域との一体感を造り、高齢者に元気を与え地域の人達との交流を通じて地域の人達にも元気を与え地域の活性化に繋がる場を与える。コの字型に開いた建物は外部と繋がる場であり一つの建物でありながらいくつもの建物で構成されている。それは外部の延長であり地域と外...

外岡 正也

1LLLLLLLLLLLLLDK! ―集いの場としての高齢者集合住宅―

  高齢者のための集合住宅を計画しました。ボックス型の住居部分を間隔を空けて配置し、さらに前後左右にずらすことにより、たくさんのリビングや屋外テラスを持たせ、これにより近隣住民や家族が気軽に立ち寄ることができる高齢者集合住宅を作り出していきました。

烏野 舞

tsudoismツドイズム ―大きなリビングのある集合住宅―

  家の中で家族がリビングに集うように、地域単位で集うことはできないだろうか? 敷地は、人の流れを分離する街の境界線ともいえる場所。ここに、1階に住人以外の人も自由に出入りできる共用リビングを持つ、住まうことと集うことを融合した集合住宅を計画する。住まう場所に集う、集う場...

中村 祥

記憶の器 ―高齢者専用共同住宅としての建築―

  高齢者が高齢者専用住宅に来る理由は、その人の数だけある。だが住み慣れた土地、家、家族と離れて住むことになるのは変わりない。そこにあるのは不安。それを解消するには新しい住居での思い出を増やすしかない。高齢者と地域、共同住宅がつながりやすくすることを原点に、高齢者専用共同...

成田 浩一

小田急線跡地プロジェクト ―世田谷シニアリビング―

  小田急線跡地という、これまで周辺地域の人々にとって、アンタッチャブルでどうしようもなかった空白の地にプライベートとパブリックが混在したユニットが連続し増殖していく。その建築が、人や都市を繋いでいく。

及川 正晴

イキルチカラ ―奥州市活性化計画―

  岩手県奥州市は、若者が都市へと移り住み、社会から孤立した高齢者が増えているという問題を抱えている。生きる事に前向きで活力旺盛な人を再び社会に参画させる事ができたら、今ある年金等の社会福祉問題の一助となるのではないだろうか。この高齢者が社会参画できるイキルチカラを体現、...

越 晋之

人と木と、家と人のあいだ

  夏のひと時をゆっくり過ごす場所。喧噪なき木々のあいだ、その時間に癒される。木と家と人のあいだ。その場所で、楽しい思い出をたくさん創ろう。

矢成 將雄

oom anonym in salad bowl

  移住から定住。ではなく。定住生活から移住生活へ。見ためよりもはるかに大きな身体を手に入れた人があちらこちらと移住を繰り返す。そのうち、サラダボールのようにゴロゴロと異質なものが混じり合い、混合文化ができあがる。そんな時代の集住のかたち。二分された占有と共有ではなく、部...

黒田 裕子

人と人との交流の場 ―開放型ギャラリー併設美術館―

  誰もが気軽に立ち寄って語らい、集い交流しながら芸術に触れられる場所は、人々の心を豊かに育み、人と人とのつながりを深めあうことができるのではないかと思う。そのような建築をめざし、繁華街に「ギャラリー+美術館+宿泊室」を計画し、一つの街を形成させた。

磯田 裕

見沼農業図書館 ―にぎわう街路と図書―

  緑地の辺にある図書館、市街地と農地をつなぐ境に、農地を守る堤防のように丘に沿って建つ。木造大架構の下の大きな空間は広場と通りを含み、そこに沿う図書館と工房は、様々な人々の出会いと活動を誘発する。自然と隣り合う建築にとって、残された自然を守り、人々の心をゆたかにすること...

鈴木 啓太

街角美術館 ―広場のような美術館構想―

  自分にとって美術館を設計する道のりは厳しく、時には刺激的で面白く感じられた期間でした。これからもいろいろな事を吸収し、よりよいものを目指していきたいと思います。

岩崎 佳子

ソトとウチのあいだ ―ウチを包む路地―

  高齢者が安心し、楽しく毎日を送るためのケアハウス。一人用の居室と外部の間にガラス張りの通路を設け、外と直に接しない空間を確保し、一人でも安心して寛げるよう配慮。また、その通路は建物内を途切れることなく回遊でき、歩くたびに移りゆくシーンを楽しんだり、人との交流が生まれる...

市川 恭

Meisters Haus

  高齢者は介護される人間ではなく、一人一人が何かのマイスターである。人より歳を素敵にかさねた、それぞれの高齢者は、料理が、金属の溶接が、話が、説教が、盆栽が、得意だったりする。そんな10人のマイスターが自分の人生を仕上げるための住居群を備えた福祉施設を計画した。

田中 さやか

階段でつながる家 ―ひとつ屋根の下に集まる―

  孤立しがちな高齢者が多いという現代。一方で、自立した生活をおくっている高齢者も少なくない。ひとつ屋根の下に集まって住むという楽しさ。共有の空間で生活する「シェアハウス」という形態は考えられないだろうか。空間を階段でゆるやかにつなぎながらコミュニケーションのきっかけを生...

永井 恵子

坂のまちで ―道をもつ建物による斜面地再生・ルートプロジェクト―

  尾道駅北側の斜面地にこの地域の一人暮らしの高齢者が入居できる施設を計画した。駅北側のメインストリートから高台方向へ建物を貫くように大階段を設置し、高台の小道へ接続させ周辺住民や観光客が通り抜けるルートをつくった。施設の主要通路であるスロープとの交差点を設け、入居者であ...

田中 芸国

栗橋駅前広場図書館計画 ―本の向こうの向こう側―

  この図書館は一般書籍から専門書籍、資料を取り扱い様々な知識の階層での交流を促す。「閉じた空間」ではなく、「開いた空間」とするため、書架部分を切りかき、スペースを確保し交流や滞留を促す場としている。空間が交差し、巡る楽しさや本の中へ分け入る感覚で、本を探す行為がわくわく...

安中 恵理子

ここでしかない場所、ここにしかない場所

  新しいものは古いものの影響を受ける。商店街の真上にデイケアサービス+学びの場をつくる。昔からの景色を壊さずに生まれていく新しい物語。そこには既存建築の型を利用したカフェや図書ルームがあり、また開口を通して各部屋で行われているプログラムは伝わっていく。小学校・本建築・商...

田邉 千純

都市に開かれた異世代交流複合施設 ―認知症にならない施設へ―

  人との接触のない老人ばかりの遠い施設では、訪ねてくる人もなく認知症も進む。皇居脇の和田倉濠に、屋上トラックを持つ複合施設を作れば、デイ&ショートケア施設・託児所とプール・リハビリの他、医務室・売店・図書室・大食堂による異世代交流の刺激と変化により、元気に長生きできる。...

早坂 裕子

「食」を通して育む人と人とのつながり ―福祉施設が生む交流のかたち―

  高度成長期に、都心で働く団魂世代を中心とした核家族が多く移り住み、高齢化の加速する現在もマンション建設が進むベッドタウン。「育てる・つくる・共有する」をテーマに、地域に残る数少ない畑を利用した施設屋内外での活動を通して、子どもから高齢者までが交流をはかり、地域の人と人...

日笠山 順子

Open arms ―受容の造形―

  さいたま別所沼公園。未来へ伝えたいこの場所の創造との親和性。守りたい豊かな環境と安全。建築に何かできないだろうか。公園と住宅街の境界に、地歴や現代の諸問題を解きながら図書館と美術館で「公共空間」をつくる。不器用に差し出された腕のように現れるその場所は、なにかに守られ、...

中澤 睦美

活動する図書館 ―千歳おさつコミュニティプロジェクト―

  農業・園芸などの野菜・植物に関する専門図書館である。有機栽培の試験農場と市民貸出農園を持っている。地域の都市と農業を結ぶ目的がある。建築は“活きた知識・知恵”という点をコミュニティという線に変化させる空間拠点である。それらの線が図書館を超え地域へと拡張していく。

今泉 司

居場所をみつける子ども芸術大学 ―ウチとソト 光と影がつくる場所から―

  子どもには子どものルールがある。大人のコントロール下におかれ、みんな仲良く手をつないでなんておかしい。手をつなぎたい子もいれば、それを眺めて楽しむ子もいる。明るい場所が好きな子もいれば、ほの暗いところが好きな子もいる。そうした場所をウチとソト、光と影を取り入れることで...

岩井 祐介

デザイニング図書館 ―都市の中のサードプレイス―

  南青山に計画した図書館は、本と人と空間に触発されるデザイン専門図書館です。東西に抜ける本の通りとその左右に専門家が集うラボや書庫、カフェやキャレルを配置しています。ふらっと立ち寄って本を読んだり、お茶をしたり、仕事をしたり。都市の合間に人と本が流れてきてはとどまり、さ...

森田 理恵

Faat Kawaramachi ―旧阪急京都店再開発構想―

  京都に住まう人々、京都に訪れる人々。あたりまえの何気ない日常に、寄り添う複合商業施設を目指しました。四季折々のこの地域ならではの魅力に触れることが出来る。ここに集うヒトとヒト、モノとモノとの繋がりが生まれる。また、その繋がりの輪が波紋の様にこの場を超え広がっていく、そ...

浅原 健二

大きな屋根のこども芸術大学 ―ROOF on ROOF―

  中庭をぐるりと囲む建物の1階は子どもたちの様々なアクティビティを生む場。その上に周回できる屋上を設置し、更にその上を大きな屋根が覆う。屋上は半屋外のスペースで子どもたちが走り回り、佇み、遊ぶ。そこからは屋根の架構を見上げることが出来る。そのダイナミックな架構に覆われた...

殿岡 紀子

森包み ―本をみる。虫をみる。虫をしる。―

  木々に包まれた森に建つ、木々を包み込んだ建物。木々に包まれた空間で、虫たちの気配に触れながら、自然や生命を学ぶ図書館を計画した。虫を見て、虫を調べ、虫を知り、生命を感じる。本や映像から知識を得る。実験や研究によって学習する。外へ飛び出して、自然に生きる虫達を観察する。...

中嶋 秀夫

建築がつくるニハ的空間

  現代都市空間は、コミュニティーが衰退し、建築の狭小・密集化など、無秩序な空間となっています。生命を守るシェルターとしての建築、そして人と人とつなげる場、快適な都市空間への糸口は、都市や建築に「ニハ的空間」を機能的に配置することではないでしょうか。

山下 尚子

導きの空間

  修学旅行生限定の宿泊施設を兼ね備えた複合施設。修学旅行生を京都へ導き、京都へ来た人を大階段がこの空間へ導き、大階段へ導かれた人々は上階へと導かれ、展望や各くつろぎの空間から外を眺めた人々を京都の街へと導く。八つの四角い箱を円状に並べた空間の積み重なった形状であるが、ズ...

宮崎 聡

elativity:相対性

  相対的な関係の中で、人は結びつくのだと思います。自分と相手との違い、相手を理解すること、自分を理解してもらうこと。ここでは、相対的な関係を持つ建築について、考えていこうと思います。

福井 千賀子

A l’zaise kawaramachi ―紡ぐ時間―

  多種多様な人々が慌ただしく行きかう四条河原町で、心を充たす穏やかな空間を提供する場所。1階はshop、2階はapple store、3階4階は書店、5階はレストラン、6階7階は映画館。透明なガラスケースを回遊することで新しい出会いが待っている。

池田 香織

wall → gate → room → space ―都営百人町団地の再生計画―

  都営百人町団地では、社会とのつながりが少なくなった高齢者が多く住んでおり、人生の終盤を部屋に閉じこもり孤独に過ごすケースが少なくない。そこで、既存の建物に改修と増築を加え、団地の共用部分に様々なレベルの開放性を持つ空間を作ることで、もっと人が豊かに暮らしていけるための...

西山 三千代

MURA ―Mix Communityが育てる子どもたち―

  Mix Community=世代を超えた関わりを、建築によって地域にもたらすことが出来ないかと考えた。「MURA」と呼ばれる新しい集合体には、子ども芸術大学、文化交流施設、集合住宅が共存する。自然、文化、居住の共存を通して、子どもの教育、自然環境の保全、文化交流をその目的とする。

谷田 和穂

高齢者の生きがいと尊厳を保つ区間 ―スウィートラウンジ―

  伊豆の四季を通じて楽しめる豊かな自然、水、空気と温暖な気候の中で心安らぐ新しい暮らしを楽しみながら、高齢者が生きがいを持ち、尊厳を保ちながら自立した生活が送れる地域社会を創造できる空間の創設。

永井 孔美子

Passage de la brise ―Re.古川町商店街―

  うの花は、夏の終わりからギュッと栄養分をたくわえ、冬は静かに待っている。ふわっとやさしい風が春の訪れをつげ、一つまた一つと花を咲かせていく。そんなやさしい風の吹き抜けるような場をつくりたい。

野中 誠

浮遊 ―京都、深泥池―

  自然を忘れたときに、自然を感じることができる空間。人間は、自然と一体である。自然を忘れたときに自然を感じようとする。

奥野 史郎

At Home Communication ―横浜市都筑区センター北駅前広場交流施設計画案―

  商業施設・住宅地が密集する駅前広場に、高齢者が気軽に立ち寄ることができる複合施設を計画する。徐々に希薄化していく人間関係を建築デザインの力によって解決し、世代を超えた交流の機会が提供されるよう試みた。自然や人々との「ふれあい」を育む拠点として、広く社会に対しメッセージ...

實川 さとみ

いえ と まち ―高齢者住宅のかたち―

  さまざまなタイプの高齢者がともに助け合い「生活の質」を高められるような“施設”ではない“住まい”の提案をする。住まいとは、まちに暮らすということ。“まち”と“住まい”の隔たりを地域交流によって一体化することが目的である。高齢者はまちの人々との交流により、活き活きと暮らすことが...

野邊 宗智

つながる空間

  地方都市の駅前に存在する高齢者主体の交流活動施設。そこから人のつながり、周辺環境とのつながりが生まれる空間を目指した。

磯江 聡志

かさなり、ひろがる ―鳥取駅前商店街活性化構想―

  日本各地で起こっている地方商店街の衰退。鳥取駅前商店街も例外ではない。鳥取駅という嵯峨野線以外の山陰本線で一番多い利用者があるにもかかわらず商店街を利用する人は少ない。そこで、駅前といポテンシャルを活かしつつ駅前商店街の再活性化のファクターとなるよう新たなプログラムを...

岡田 英幸

BORDER ―境界としての建築―

  空間に多様性を与えることで、施設を利用する人々が主体的に回遊する建築を目指した。建築を構成する一要素である壁を整然と積層させながら一律な方向性を与えた空間に、スロープを貫入させることで空間と境界が交錯するダイナミックな空間となった。福祉施設を利用した人々が新たな希望を...

中野 洋平

Spiral fusion ―北新横浜地区 福祉と公共の複合施設計画―

  高齢社会に突入した現在、高齢者福祉施設の概念は変わる時期に来ている。近年の福祉施設は介護というサービスは受けることができるが、その閉塞的な空間は社会からの疎外感や無念さなどを入居者に感じさせる雰囲気を内包している。高齢者が持つ豊かな知識や経験力を社会に継承し循環させる...

土屋 英毅

新たな繋がりの誕生

  ニュータウンと農村は真逆である。共同体の希薄なニュータウン、田畑を中心にして濃密なコミュニティがある農村。ならば田畑を持つ農村の様な空間をニュータウンに埋め込めば住民の交流が活発化するのではと考えたのが今回の計画の出発点である。

金井 節子

Universal cube ―“common”に繋がる みんなの家―

  東京都中央区月島地区における歴史的に継承されてきた路地にあふれる地域住民のアクティビティを再生させ、子どもと共にあらゆる人が生活する場を創出すべく、個人、家族、住人相互が繋がることにより地域社会に広がる地域交流の拠点として福祉施設を提案する。

北川 菜緒子

ジグザグのまち グルグルのうち ―琵琶湖畔住居群計画―

  道を遊び場にする子供。とめどない井戸端会議。どこからか漂うごはんのにおい。道が記憶してきた人の情景は過去のものだろうか。ジグザグ、グルグル、デコボコ…道と建築と人との距離感を連続する壁で操作し、その狭間から人と人、人と土地の繋がりが派生していくよう考えた。

篠田 大

影を通して光の大切さを感じる  ―新宿御苑老人福祉施設構想―

  人は最期という辛く悲しい影を見つめてこそ、改めて光の暖かさや大切さを感じることができる。自然あふれる環境の中にある建物に穴を穿ち、最上層は十分に光を感じることのできる空間、最下層は影を通して静謐な光を感じることのできる空間を提案することによって、いままで見ていた光に何...