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2010年度 卒業制作・卒業研究 作品・論文集

2010年度 建築デザインコース

関川 昌子

ROJI to ROJI 〜路地と露地〜 —深川の露地建築—

  深川には露地が多く、そこは子供達には遊び場であり、大人達には家路を辿る道となる。「路地」とは家と家との間にある狭い通路。「露地」とは屋根などの覆いのない地面。露地という地面に建物の意味を持たせて露地建築ができる。この微妙な意味の違いを持つ「ろじ」を組み合せ、元からある...

近藤 匡

「残す」建築

  人が未来へ残すことができるものは目に見えるもの、見えないものなど様々である。小学校、文学館、老人福祉施設を通して、建物が建つ場所の風景を「残し」、伝統、意識などを「残す」ことができる建築を目指した。

兼村 瞬次

Field —境界 場 領域—

  通勤途中の電車の中で一本の棒の周りをとり合う。座った人は安心した顔をしていた。自分の領域があったからなのだろうか。狭い日本の中で居心地がいいと感じる場所をみつける方法として模索していくことにした。

片岡 洋子

Terminal place in Tama river 50 —多摩川という自然に寄り添う建築—

  東京都羽村市の取水堰から大田区羽田沖手前の大師橋緑地までの総長53kmという多摩川沿いをはしるサイクリングロードは「多摩リバー50」と呼ばれ多摩地域の人々に親しまれている。その中間地点に位置する調布市のサイクリングロード沿いにディプロマの計画地がある。この道を駆け抜ける人や...

三田 いずみ

心地いい場所〜うつろう風景の中で〜

  建築は心地よい空間でなければならないと思います。私にとって心地よい空間は、光・緑・空・風…そんな自然の要素を感じられる場所であります。自然を感じながら心地よく過ごす…そんな空間を考えながら「遊び場」「スパ」「学校」の三つの建築を設計しました。

羽田野 麻衣

Open The BOX! —茨木市のさらなる文化的発展を試みる—

  建築の存在意義である人と建築の関係する時間、それは正体のない曖昧なもの。そんな形にしきれない有機的なものを、単純で無機的なキューブを使って引き立たせてみる。キューブが内包する豊かで文化的な時間が、やがて溢れ出て外へ。ある人は内包された時間を覗き見て内へ、誘われる。街の...

吉村 真

ひととまちとけんちくとひとと

  人と人を近づける。意識する。知らない他者、少しだけ近くなる。流れる人々。この建築が人間同士の交流のきっかけとなる場をまちに生み出す。そのようなささやかな願いを込め、この設計に取り組んだ。

杉岡 みさこ

神宮外苑プロジェクト —自然光を活かした建築—

  あなたにはみえますか、光の妖精が。そんな妖精が住むまち、神宮外苑に三つのプロジェクトを計画しました。

奥山 絵里

つながる建築

  つながり具合、離れ具合を自由に選択できる。離れていて同時につながっている、という曖昧な状態のなかに人の安らぎはあるのではないだろうか? ただつながっているだけでもなく、ただ離れているわけでもない。人と人とがつながることのできる空間を考えた。

奥山 公平

建築から人へ —古都鎌倉プロジェクト—

  建築が人を育てる。建築が人を癒す。建築が人を豊かにする。そんな建築がつくる空間は、一体、どんな空間なのだろう。古都鎌倉の地で、三つのプロジェクトを通して建築から人へ。

長谷川 真理子

人と建築と都市の距離を考える

  高いビルが建ち、速い乗物が走る。キレイなお店もできた。都市は日々変化し発展していく。経済的に豊かになる一方で時々人はそのスピードにとまどい自分のペースを忘れてしまう。今回、現代都市の中に人がふと立ち止まり“本来の姿”を取り戻せる場所を提案する。“建築”によって都市と人を適...

増田 基浩

小群生

  家が立ち並ぶと街になる。人が集まれば集団になる。弱いものでも集まれば強くなる。ボクの生まれ育った街『垂水』。駅前周辺の三つの空地を活用した3 projects。ケンチクを通して、愛する街を活性化させたい。そう思いながら1年間取り組んできました。どうぞ、見てやってください(笑)。

三好 博之

はなす

  建築で空間を「はなす」。そのことで、生まれた「はなす」建築計画。

内山 茂子

グループフォーム —群造形—

  たくさんの部屋をメガストラクチャーに集めるのではなく、小規模な建物をそれぞれのつながり方を考えながら分散して配置していく。するとそこには多様な隙間空間を内包する建築の「群」が生まれる。個々の建物と隙間空間、群と外部環境、それぞれの関係やつながりを人間の行動を中心に考え...

川原 志穂

walls —地域高齢者交流施設—

  アーケード商店街の賑わいの中につくられた、近隣のお年寄りが自由に利用できる居場所=たまり場です。アーケード通りに対して垂直に壁を並べることにより、小さな商店が長屋状に連なる既存の街のかたちを継承しつつも、それらの連なる壁が空間と人をゆるやかにつなげる装置となるような“...

鈴木 和重

  あく。ひらく。あらたにきりひらく。ケンチクが、人に地域にできることって何だろうと考えた。「自然の中の建築」では感覚を、「3つの住まい」では風景を、「こどもたちが輝く学校」では感性を、「開く」ことができれば。

菊永 陽子

みんなおおきなそらのした

  狂気や不安、苦悩は、存在を感じることも麻痺するくらい身近です。でも、建築に触れたときどんなひともひとつのそらの下に生きているという大きい事実が、こころを柔らかくしてくれたら、と思います。

西村 明日香

都市と森の狭間で

  都市と森の隙間にそっと建築をおいてみました。静と動の狭間において、森の延長となり都市へとつながる建築について考えました。

四十物 隼史

未完の建築

  建築とは、人間がその中で活き活きと活動してこそ輝くものだと思います。つまり、そこに息吹が感じられないうちは、それはまだまだ未完成だといえます。今回は人々の顔が見える建築、存在が透ける建築を考えました。施設利用対象者の方々が共にこの建築を完成させてくれることを夢見ながら...

舘内 舞

「SPACE」+「PIECE」

  「ルビンの壺」を思い浮かべて欲しい。あなたにとっての「図」はどちらで「地」はどちらだろうか。カタチとして認識される「図」、背景となる「地」。その定義は自分の意識次第で決定されるのである。3作品のそれぞれに、自分にとっての「図」と「地」を見出して欲しい。

福田 彩子

つながる —地域、自然、記憶—

  巷では携帯端末を利用した個人と個人のつながりがあふれている。それはリアリティがないだけでなく、差異のあるものに対する排除のように思われてならない。ここでとりあげた地域、自然、記憶は必ずしも常に心地よいつながりではないかもしれない。しかし、あえてそれらにつながることで生...

山田 智子

PLUS プロジェクト —負のイメージをプラスに—

  「わずかな操作で空間の認識を変える」。これは、ある建築家を評した言葉です。そして、これが私の卒業制作の出発点となりました。私が小さい頃から毎日見ていた港に積み上げられたコンテナやパルプの山、狭い路地に立ち並ぶ古い家屋。そのイメージを基に、建築デザインというスパイスで、...

辻 浩典

「晒す」建築 —人・自然との共存が希望を創生する—

  建築は人と自然、人と人とを結びつけることにより、常に私達人間に次の新たな時代への希望を与えるモノになる必要がある。そしてそれは室内の閉ざされた空間ではなく、建築と自然とが共生する晒された空間において得ることのできるものだと考えられるのである。

左京 真理子

旅する建築 —空に向かう想い—

  小高い丘に登ってみると、眼下には無数の家の明かり、空には星空が広がっています。そんな銀河の様な空間の中にこの建築はあります。空へと伸びる建築の中を登っていくと、その先は宇宙へと続く見えない線路が続いているのです。この建築は人の想いを乗せて、ゆっくりと大地を離脱しようと...

伊藤 厚

静寂の森美術館

  この美術館計画において、新たに訪れる人々、そしてこれまで散歩などで訪れていた人々が、共に相変わらないこの地にある「静けさ・心地良さ」を感じることが出来るということが、コンセプトの大きなポイントです。

河野 洋子

たどる→つながる。

  一本道を、くるくる ねじねじ ひねってみた。普段とは違う、楽しい空間が生まれる気がしたから。螺旋の建築は、たくさんの可能性を秘めている。その魅力にひかれて、ただひたすらまわしてみた。

森 裕美

GOLF HOUSE

  ゴルフの打ち放しができる共同住宅。それぞれの友人を招いて人と人がつながり輪が広がっていく。近隣の人々が集い、地域をつなげて交流を深める。ゴルフを通してつながっていく、そんな住宅を計画した。

黒川 智康

呼応しあう建築 —周辺環境・地域社会・人々と建築を繋ぐために—

  建築を通して人々を活性化させるためには、周辺環境や地域社会や人々に対し、建築が呼びかけそして応えることが必要だと考え、様々な形態や手法により環境や地域や人々と「呼応しあう」ような建築を目指して取り組みました。

須田 幸太

場に呼応する建築

  建築がそこにたつことで、本来あるその場の質を魅力的に変容させたり、もしくは拡張するものであることが、建築の自然な姿なのだと思う。

山崎 正晴

ずれる・ならべる・けずりとる

  同じような大きさのものを操作することにより、いろいろな用途に多様な空間を生み出すことを目指した。人の内面にちょっとしたきっかけを与え、内面と向き合う場ができればいい。少しの変化が大きな変化になっていく、そんな文学館がいい。自分を見つめて…。

納原 麻美

滲む空間 nijimu kukan —人と人、人と自然を繋げる建築—

  滲む空間。それは、あいまいな境界線を持った場所。空間と空間が緩やかに出会う場所。個々の領域は存在しながらも、お互いが共存する場所で、人と人、人と自然がやさしく繋がる建築をつくることができるのではないだろうか。それは、我々日本人が古来受け継いだ記憶から生まれる空間。それ...

本田 洋一

自然としての建築

  三作品を通して考えた事は、自然と人との出会いです。どちらも抽象的な言葉で、その感じ方には様々な程度があります。文字通り自然の造形を採用したもの、空間の質を利用したもの、ただ自然を感じることができるもの。そして、そこを動物(人)が生き生きと利用、住む事ができる事。そんな原...

藤谷 和好

Conversation pierce

  「こどものあそび場」の両側に、父親の建築と母親の建築をおきました。

日高 祐司

「NODE|美術館」〜Bypass

  「この美術館で展示されるものは、芸術家の芸術行為そのものである」。この美術館は、芸術家の宿泊するレジデンスとアトリエ、これらを展示する展示スペースが機能的な空間プログラムとして用意されている。芸術家と入館者は芸術行為を通してお互いを刺激し、新しい作品と自身の感性を生ん...

橋本 淳平

あなたにも忘れられない「原点」がある

  誰にも還るべき場所がある。いつもの歩みを止め、今、その場所に還ってみませんか。その場所であしたの自分に会ってみませんか。

細野 由美子

住まいの目的と利便性

  現在、住んでいる埼玉県越谷市の空地に、小学校・文学館・福祉施設を計画し、共通テーマとして、地域住民の方々の生活の変化と地域にあった空間構成、利便性を提案しています。

橋本 政樹

SETAKARA Project —瀬田の唐橋を巡る3つの建築プロジェクト—

  計画地は、近江八景「瀬田の夕照」で有名な瀬田の唐橋周辺である。建築には、この場所からの景観をより魅力的に見せる力があるのではないだろうか? 「屋根と柱」「ボリュームと階段」「スラブと壁」という三つの異なる要素を持つ建築空間を体験しながらこの地を巡ることで、瀬田唐橋がよ...

飯塚 遵

道がある建築がある —関係が生まれる場所 鎌倉若宮大路—

  鎌倉若宮大路に三つの建築を計画した。慣れ親しんだ通りを魅力的な場所にしようと思った。道の一部と化す美術館、内外を視線でつなぐ小学校、半屋外の1階を絵画アトリエとして地域に開放する住宅である。そこには道との関係が生まれ、敷地を越えて発展していく。

成田 加苗

自然までの距離

  自然と建築の距離を縮める。育てる・まねる・同化するという方法で 自然のほうへ近づく建築をつくることができないかこころみた。

榎木 瑞恵

記憶のなかのimage

  敷地に、身近に触れた記憶のあるイメージを持った空間を立ちあげる。そうすれば街が発信するメッセージはよりストレートになるのではないだろうか。

齋藤 律子

本能>頭 身体を刺激する自然の中の建築

  私達を取り巻く身近な自然の刺激を受けて、私達の身体は無意識のうちに鍛えられている。そこで、身近な自然を日常生活に取り込む事により、私達の身体は鍛えられ、自然は保全されていく。そんな自然と共生する建築を作りたい。

山内 英弘

“よりどころ”を求めて

  建築で一番シンプルな形は何だろう。公園などで見かける柱に屋根がついた東屋などは、最もシンプルな空間でもありシェルターでもある。空間を仕切る屋根とそれを支える柱で造られた構造は、まさに樹木そのものである。建築もシンプルに人々の“よりどころ”となるような、安らぎを感じる魅力...

村井 康弘

ふれあいのかたち

  人同士の結びつきが希薄になりつつあるが、人の気配を感じられる仕組みを、SPA、小学校、高齢者福祉施設に設けた。SPAでは、密閉された風呂に浸かりながらも外界の気配を光や影の動きにより得る。小学校では、教室同士を階段で接続し、可動壁で分割・連結可能にする。高齢者福祉施設は、住...

鶴田 佳代子

+plus —石垣+小学校—

  古い石垣の残る場所。石を積んでできた小学校。石に守られて学んだ記憶。石とともに遊んだ感覚。子供たちが新しい街並みと歴史を積みあげていく。そんな小学校。

岡田 千秋

1+1 —見えてくるもう1つの場—

  伯耆富士と呼ばれる大山を楽しみながら入るSPA、高層マンションと陸橋に隣接する海辺の小学校、村上春樹の作品を鑑賞するための柱の文学館。派生的に生まれた空間が持つ魅力との融合・対比を試みた。

野田 寛子

My space in public space

  パブリックスペース (公共空間) とは、個人に属さない皆のための空間。しかし、この学校・福祉施設・温浴施設の三つの公共建築は、個人を大切にすることから全体像が見えてくるのではないか。パブリックでありながら、その建築のメインユーザーにとって「自分だけ」の場所を持つことのでき...

塩瀬 昌則

寺子屋・本棚の家

  本好きの三人が地域の人々とともに語らえる寺子屋のような学びの場となる共同生活の場。建物全体を構成する本棚状の構造物に、様々な機能を有する箱型のスペースを周囲に配置。周りからは透けて見えるような構造体を折り重ねることにより、明るさに変化がある外と中があいまいな空間をめざ...

清水 佳織

Riverside Story —3つの物語—

  人と建築との関係は様々である。しかし人と建築とが単にフィジカルな関係にあるだけでは物語は生まれない。都心を貫く川岸に沿いながら計画された家、小学校、文学館においてそれぞれの物語が生まれる。物語が生まれて初めて建築に生が宿る。

氏家 和歌子

大きなもりの木の下で

  仙台市は昔から「杜の都」と呼ばれてきました。定禅寺通りは、幅が46メートルもあって、その両側と中央の遊歩道にのびのび育った二重の欅並木が続いています。季節ごとに美しい姿をみせながら、様々なイベントで人々を楽しませてくれるこの並木道の気持ちよさと魅力を思い出しながら、三つ...

伊藤 文香

不安定な建築 —京山リノベーション—

  子どもの頃、ただの道路を歩く時にも「影だけしか歩かない」なんてルールを作って、思いっきりジャンプしたり、つま先立ち。そのまま立ち往生も。バランスを取りながら行動しませんでしたか? 安定した建築物を行き来しながら毎日を過ごす、かつて子どもだった人へ。日常では味わうことの...

成田 将寛

まち力向上化plan

  生まれ育ったまち、大阪府池田市。古い建物や田畑の多かったこのまちも、時代の流れに任せるようにしてゆっくりとその姿を変化させてきた。駅南側の賑わいと対照的に、閑散とした北側商店街界隈。単に賑わいを取り戻すのではなく、様々な角度から、まちの活力を高めるきっかけとなりうる三...

佐藤 貴匡

とけあう建築

  「とけあう」という言葉を辞書で調べてみると、「とけて、まざり合い一つになる」といった物理的な意味や、「互いに打ち解ける」といった精神的な意味など様々である。建築によってもたらされる、様々な「とけあう」の可能性を考えてみた。

有住 卓

都市で起きること —出会う・遊ぶ・迷う—

  様々なものが日々進化し、今なお変化を続ける現代社会の中で、都市の表情も例外ではない。人の出入りが激しい都市では、そこで起こる出来事も大きく変わり、オフィス街や商業地の中に多くのマンションが建つなど、混沌とした表情を持つようになった。現代の都市で過ごす人々に対し、新たな...

後藤 さとみ

個をつなぐ空間の接続 —分散した個が再び社会との接点を見つけ出す—

  小学校。階下に宿泊棟のある不登校児童のための小学校。周辺の児童施設、文化交流拠点としての機能をもつ。村上春樹『1Q84』文学館。社会システムから踏み外れた男女の社会への回帰と再生をイメージし、壁の概念を超えた空間創出。グループホーム。孤老の高齢者の若く明るい世代との交流の...

正木 宏昌

Sight of Peace

  私の住む広島において建築や街並みを考えるとき、必ずといっていいほど「平和都市」の話がついて回る気がしている。三つの建築を設計しながらどんな建築ならば平和の風景が生み出せるだろうかを考えた。

斉藤 智士

虚構と事実

  現実とは? 世界とは? といった現実世界を見つめ直す。 床・壁・天井の定義を崩し、床とも壁とも天井とも言えないものを 創り出す。それをストライプ状に並べることで、水平・垂直の感覚を消し、当たり前だった世界が消える。但し、重力という絶対的な力が、我々に影響を与え自分自身の...

大泉 敬太

つながるヒト つながるマチ つなげるケンチク

  見慣れた場所。見慣れた景色。通り過ぎる人々。それでも、建築をきっかけにして発見できるよろこびがある。昔を思い出し、これからを想像しながら楽しく暮らす。変わっていくもの、変わらずにあるもの、見つけたものを伝えていく…。

高橋 春彦

ツナガル建築

  モノでも人でも、その出会いは自分の世界を一瞬にして変える。頭の中で何かが次々とつながり、新たな価値観が生まれる瞬間…それはとても大切で、幸せな瞬間だ。孤独な高齢者、無責任・無関心な親、無気力・無感動な子供が多い時代、誰かに興味を持つ、何かに興味が湧く、利用する人が自分...

湯浅 務

哲学の道と建築

  京都の観光名所でもある哲学の道、かつて哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索に耽ったことからこの名がついたと言われる。その気になって歩いてみれば、深く物事を考えることのできる空間がそこには存在する。哲学の対象が多岐にわたるなら、そこに建築のあり方を考える機会を設...

堀口 令子

ノボル・オリル建築 —日本一暑い町での光(ヒカリ)計画—

  商店はシャッターが下ろされ、いつの間にか解体される。駐車場ばかりになった町の中心地に、ポッカリとどこよりも大きく空いた空地。何ともさびしい風景である。この敷地に子供や大人の声が響いて活気づき、さらに市民にも開放された「光」を感じる三作品を計画した。

兵子 敏章

土木×建築 —取り残された土木構造物を輝きのある建築空間へ—

  東京都中央区築地。銀座から徒歩圏内のこの地域に首都高速道路としての地下空間を有するものの、約800mが未使用のまま取り残されている。三つの計画(SPA、小学校、高齢者福祉施設)を通して、この地下空間を街の一部として回復させていく。

牧野 桃子

小説のイメージに基づく文学館 —自分につながる—

  5層に重なったボックスには、人々の悩みの数だけの穴、床には凸凹。中の空間に進むにつれて障害は減っていき、穴から差し込む光は次第にはっきりしたものだけに絞られていく。自分自身の悩みを絞り、悩みと向き合える文学館となるように考えた。

山本 良美

Comfortable Space —今日はどこで、なにをする?—

  百貨店、大規模商業施設のある商業地、オフィスビル街、科学館、美術館の公共施設、そして古くからの住宅街と商店街があり、様々な人が住み、様々な目的をもって人々が集う街。そこに子供から高齢者まで、色々な世代の人が自分自身の居心地のよい場所を探すことができ、また世代を越えて交...

山崎 昌之

原生の自然へ近づき、奥行のある空間を目指して

  人類が類人猿から分化して500万年。原人の誕生から150万年。その間、人類は厳しい自然環境の中で生存、繁栄してきた。自然と切り離された都市型の生活は、ほんの数千年間の出来事である。都市或は建築がもう一度自然との繋がりを取り戻す、その仕方を都市の中で考えていきたい。それが多く...

谷村 眞知子

コミュニティ・システムの再構築に向けて —建築にできること—

  希薄になった地域社会の再生を目指し建築の力の可能性を考える。人と人が出会い、子どもと老人が同じ時を過ごす。両親や街の老若男女が集まる、そんな開放的空間をもつ「安全な遊び場」「ユニットケア」「龍神伝説見沼のスパ」を計画しました。先人の住んだ街の歴史や里山の自然を愛でる心...