近藤 匡
「残す」建築
人が未来へ残すことができるものは目に見えるもの、見えないものなど様々である。小学校、文学館、老人福祉施設を通して、建物が建つ場所の風景を「残し」、伝統、意識などを「残す」ことができる建築を目指した。
兼村 瞬次
Field —境界 場 領域—
通勤途中の電車の中で一本の棒の周りをとり合う。座った人は安心した顔をしていた。自分の領域があったからなのだろうか。狭い日本の中で居心地がいいと感じる場所をみつける方法として模索していくことにした。
吉村 真
ひととまちとけんちくとひとと
人と人を近づける。意識する。知らない他者、少しだけ近くなる。流れる人々。この建築が人間同士の交流のきっかけとなる場をまちに生み出す。そのようなささやかな願いを込め、この設計に取り組んだ。
奥山 公平
建築から人へ —古都鎌倉プロジェクト—
建築が人を育てる。建築が人を癒す。建築が人を豊かにする。そんな建築がつくる空間は、一体、どんな空間なのだろう。古都鎌倉の地で、三つのプロジェクトを通して建築から人へ。
菊永 陽子
みんなおおきなそらのした
狂気や不安、苦悩は、存在を感じることも麻痺するくらい身近です。でも、建築に触れたときどんなひともひとつのそらの下に生きているという大きい事実が、こころを柔らかくしてくれたら、と思います。
伊藤 厚
静寂の森美術館
この美術館計画において、新たに訪れる人々、そしてこれまで散歩などで訪れていた人々が、共に相変わらないこの地にある「静けさ・心地良さ」を感じることが出来るということが、コンセプトの大きなポイントです。
河野 洋子
たどる→つながる。
一本道を、くるくる ねじねじ ひねってみた。普段とは違う、楽しい空間が生まれる気がしたから。螺旋の建築は、たくさんの可能性を秘めている。その魅力にひかれて、ただひたすらまわしてみた。
森 裕美
GOLF HOUSE
ゴルフの打ち放しができる共同住宅。それぞれの友人を招いて人と人がつながり輪が広がっていく。近隣の人々が集い、地域をつなげて交流を深める。ゴルフを通してつながっていく、そんな住宅を計画した。
細野 由美子
住まいの目的と利便性
現在、住んでいる埼玉県越谷市の空地に、小学校・文学館・福祉施設を計画し、共通テーマとして、地域住民の方々の生活の変化と地域にあった空間構成、利便性を提案しています。
岡田 千秋
1+1 —見えてくるもう1つの場—
伯耆富士と呼ばれる大山を楽しみながら入るSPA、高層マンションと陸橋に隣接する海辺の小学校、村上春樹の作品を鑑賞するための柱の文学館。派生的に生まれた空間が持つ魅力との融合・対比を試みた。
正木 宏昌
Sight of Peace
私の住む広島において建築や街並みを考えるとき、必ずといっていいほど「平和都市」の話がついて回る気がしている。三つの建築を設計しながらどんな建築ならば平和の風景が生み出せるだろうかを考えた。