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秋久保 暁

森の静寂と夜明け

150×250cm  絹・化学繊維混紡/天然染料、絞り染知人が楽しんでいた植物染を見て、その色彩の美しさに魅せられ、自分でも染めてみたいとの欲望に駆られて染織コースに入学した。山の麓に住んだ時に日々見た森の静寂と夜明けのイメージを、天然染料による色の重なりの縞模様で表現してみた。

豊崎 洋子

煙火行迹

200×105cm  羊毛・絹・レーヨン/酸性染料、綴織夏の夜空をキャンバスにして、色とりどりの色や形で繰り広げられる花火。見るものを惹きつけ、瞬く間に闇に消えていく。その残像を瞬間の美の行迹(あしあと)として捉えて織で表現した。

小林 わか菜

Black wall —そのやわらかいものは—

30×120×140cm  合成繊維・ミシン糸/接着剤、混合技法ホントのモノは、表からは見えないと思う。私は、表の内側の内側のその奥のモノを知りたいと思うし、わかりたいと思う。ふとした瞬間、ちらりと見えたそのモノは、私をそそり興奮させ、私はそこから目がはなせない。

高沢 芳江

睡蓮

90×180cm  麻・羊毛/酸性染料、綴織太陽の光を受けて水面に浮く葉、円であるがゆえにあらゆるものを受けとめる優しさ、そして私の心がさわぐとき、荒々しさを静め、透明な水を宿としあらゆる苦しみを流しさる可憐な花であります。

有吉 啓子

光と共に生まれしものへ

着物  絹/天然染料、絣嵯峨野の常寂光寺を訪れた折、見上げた空から突然、太陽の光に照らされた枯葉が金色に輝きながら舞い落ちて来た。一瞬のその光景は二度と現れることは無く、ほの暗い木下闇の世界で、竹の中から輝きながら生まれて天に帰って行ったかぐや姫の物語を思った。あの春の日...

中江 康子

コンクリート・ジャングル —静寂の先にあるもの—

190×110cm  綿麻混紡・メタリックリボン/直接染料、平織コンクリートとガラスで作り上げられた都市から受ける冷たく、無機質な美しさを、質感の違う二つの素材を用いて、暗い夜のイメージの中に表現した。そして、一瞬の静寂に耳を傾ける。未来のために。

柳原 幸枝

甦る

240×110cm  絹/酸性染料、絣毎年繰り広げられる夏の風物詩・長良川の花火は、この地方特有の湿気の多い蒸し暑い夏にとって、一服の清涼剤となっています。山を背に打ち上げられる色とりどりの花火の美しさは、何回見ても感動します。今回、花火そのものではなく、そこから生まれる色を表現...

新川 晴美

愛の結晶

180×180cm  綿/反応性染料、スクリーンプリント・ステンシル丸、三角、四角、多角形の組み合わせの幾何学模様で制作したいと思い、シャープな線を出したく、シルクスクリーンとステンシルで制作しました。グレーの濃淡は色出しがむずかしくたいへんでした。パネルの関連性、幾何学模様のお...

吉川 真希子

紫雨 SHI-U

着物  絹/酸性染料、縞・絣初めてその藤苑を訪れた日は、激しく雨が降っていた。本来なら多くの人で賑わうはずが訪れる人もない。木々の中、雨を受け足を進めた先に広がるのは、水煙に包まれた藤の古木、その静謐で幽玄な美しさに圧倒された。

横田 満喜子

+・−・+(プラス・マイナス・プラス)

170.6×260.9cm  羊毛/天然染料、絞り染卒業制作は、自然にこだわりたく始めました。羊毛の布に天然染料、天然のままの板や落としぶた、自然のままの材木を使って染めたらどうなるか? など、失敗も多くたくさん染める事になったが、よい勉強になったと思います。天然染料の重ね染めは意外...

岸本 恵美子

竹の息吹

220×180cm  綿/反応性染料、型染ぐんぐん伸びるたくさんのタケノコの光景を見て竹の息吹、生命力を強く感じ、この感動を型染で表現した。

佐藤 文子

輪廻

140×140cm  絹/天然染料、絞り染折りたたんで、繰り返される形のおもしろさ、天然染料の変化の不思議に魅せられ、形と色の変化を表現した。

井上 まり

SHIBORI・2009

300×200cm  絹/酸性染料、絞り染一枚の布を括ったり、縫ったりすることで生まれるシボの形がおもしろく、又、平面である布が絞ることで半立体になることにもおもしろさを感じた。

松本 彩

Running Wild

180×210cm  綿/反応性染料、型染表現することに迷っていたわたし。一人飛んだ宮古島。いつもわたしにエネルギーをくれるこの島で、出会ったのは生命力を漲らせた巨大な植物だった。その時の驚きを、自分の色で染め出したいと思った。

花村 幸子

夕映

186×190cm  絹/酸性染料、型染ある日遭遇した夕映えに感動し、忘れられない色となったその空の色と幻想的なすすきの高原、再びそこを訪れると少し白くなったすすきの穂は夕映えに照らされきらきらと光り一層自然の限りない美しさに感動した。目に焼きついたそのシーンを型のリピート、型の...

大野 佳代子

ジュラ紀からの遺産

167×100cm  絹・麻/酸性染料、綴織世界で一番大きな鳥。鳥なのに飛べない。だちょうの足や爪、くちばしや頭などを見ていると、まるで恐竜のようだ。ジュラ紀の生き残りのような不思議な鳥に魅かれた。だちょうの魅力をどのようにしたら表現できるだろうか。ノッティングの技法を取り入れ、...

細井 玲子

燃刻

170×95cm  綿・絹・麻・レーヨン/直接染料・酸性染料、綴織真っ黒い炭がこうこうと燃える時、力強さとエネルギーが溢れ、そのパワーに圧倒される。静から動へ。動から静へ。この世のあらゆる物体は、刻々とその姿を変え一つの処にとどまることは無いという。常の無い一瞬の刻を見つめて。

朝 弘子

松浦佐用姫

着物  絹/天然染料、縞私の住む唐津には日本三大悲恋物語「松浦佐用姫伝説」がある。長者の娘佐用姫は、都より兵を率いて松浦の里に滞在していた大伴狭手彦と恋に落ちた。やがて別れの時が来て、悲しみのあまり石になったという。子供の頃から身近に感じている佐用姫の一途な恋と、目の前に...

六本木 淑恵

俊寛

着物  絹/酸性染料、絣歌舞伎『平家女護島』では、遠ざかってゆく御赦免船を俊寛が松の枝かげから見つめている姿で幕が降りる。一人残された俊寛はどんな気持ちだったのだろうか? 悲しみ、孤独感など様々な感情を海の色や波立ちで表現したいと思った。

清水 聖理

分けられる手ぬぐい

270×150cm  綿/反応性染料、絞り染これから日本の染織は、日本でどうやって生きていけばいいのだろう? 私の提案は、生活する中で身近に使えるものを作り、皆で一緒に使うこと。大切なのは、あなたが持っているこの布の続きは、必ず別の誰かが持っているという事実。布も人も、つながった...

吉見 とみ江

大賀蓮

175×95cm  レーヨン・絹・麻/直接染料、綴織園芸種の蓮は可憐で美しい。大賀蓮はというと、花びらの厚みが3mmもあるものもあり、どっしりとたくましい。しかし美しい。品の良さとそこはかとなく漂う色気、凛とした意志の強さを感じ、この美しさを表現したいと思いました。

土井 素子

POPPY

300×180cm  綿/反応性染料、オープンスクリーン染めだからこそ出来る表現のおもしろさを、思いっきり楽しむことができた。課題と向き合う時、守りの姿勢を崩せなかった自身の弱点を、卒業制作こそ、殻を破るチャンスととらえ、ストレートにモチーフの魅力を形と色で表現した。

石関 真佐子

棚田

着物  絹/天然染料、絣限りある地形を活かして組み立てられた稲田の広がりは、生命力みなぎる不思議な空間をつくり出します。凝縮されたエネルギーとともに、厳しい条件の下で整えられた、田んぼのやわらかい重なりを表現しました。

奥野 弥生

残響

100×260cm  綿・刺繍糸/反応性染料、オリジナル技法偶然できた形の面白さを求めていくうちに、形と形の重なりあいによって、さらに面白い形が現れた。

小島 雅子

陽光

195×140cm  絹・綿/反応性染料・酸性染料、綴織少ない光を求めて伸びる蕗の葉の生命力と、春の光を表現しようと試みた。

小西 京子

石畳

103×239cm  綿・麻・レーヨン/反応性染料、ろう染・絞り染布を何枚か重ねて縫うと布の厚みによって表面にしわができる。そのしわの模様がおもしろいと思った。縫った布にろうをおき、その布を染めてしわのおもしろさを表現した。

高橋 京子

重力からの自立

150×150×100cm  シュロ/編み繊維の力を使って、重力からの自立を目指す。

石原 恵子

My Kente,My Memories

210×180cm  木綿/反応性染料・酸性染料、組織織・綴織・平織高校時代に家族で暮らした西アフリカ・ガーナ。多くの思い出とともに、伝統的な染織文化、なかでも「ケンテ織」が心に残る。この経験が、私が染織を学ぶことに至った原点ともいえる。今回、そのケンテ本来のデザインと独特な布構...